コラム

IR動画の制作費用と相場|手法別の内訳・業種別の事例と会社の選び方

💡 この記事でわかること

  • IR動画の制作費用の相場(実写・アニメーション別)
  • 制作費用の内訳と、金額が変わる要因
  • 見積もりを依頼する前に確認すべきポイント
  • 品質を保ちながら費用を抑える具体的なコツ
  • 費用対効果の高いIR動画を作れる制作会社の選び方

「IR動画を作りたいけれど、費用の相場がわからない」とお悩みではありませんか。

決算説明や統合報告書の補足として、IR動画を活用する企業が増えています。
株主や投資家に、数字だけでは伝わらない成長戦略を届けられるためです。
近年は個人投資家の増加により、わかりやすい情報開示が求められています。
特にアニメーションは、複雑な事業内容や財務データを直感的に伝えられます。

一方で、一般的な制作費用は数十万円から数百万円までと幅があります。
実写かアニメーションか、尺や構成によっても金額は大きく変わります。
相場を知らないまま依頼すると、予算オーバーや品質不足につながりかねません。
「見積もりが妥当なのか判断できない」という声も少なくありません。

IR動画は一度作れば、株主総会や採用、営業資料にも転用できる資産です。
だからこそ、費用対効果を見極めて発注することが大切です。

そこで本記事では、IR動画の制作費用について種類別の相場を解説します。
費用の内訳や、見積もりで確認すべきポイントもあわせて紹介します。
さらに、品質を保ちながらコストを抑えるコツもお伝えします。

執筆は、アニメーション動画制作を手がけるカプセルメディアです。
企業の説明動画やPR動画を制作する中で得た知見をもとにまとめました。
IR担当者様や経営企画部門の方が、社内稟議を通しやすくなる情報も盛り込んでいます。

これからIR動画の制作を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

IR動画の制作費用・料金相場

IR動画の制作費用・料金相場のイメージ

IR動画の制作費用は、制作手法・尺・デザインの作り込みによって大きく変わります。ここでは、手法別の相場、費用の内訳、コストを抑えるポイントを順に解説します。

制作手法別のIR動画の費用相場

IR動画の費用は、どの制作手法を選ぶかで大きく変わります。代表的な手法と費用の目安を、以下の表にまとめました。

制作手法費用相場(目安)尺の目安向いている用途
スライド型動画10万〜30万円3〜10分決算説明資料の動画化
モーショングラフィックス30万〜100万円1〜3分業績・数値データの可視化
2Dアニメーション50万〜150万円1〜3分事業内容・成長戦略の説明
実写(インタビュー等)50万〜200万円2〜5分経営者メッセージ
3DCG100万〜300万円以上1〜2分設備・製品構造の紹介

※価格は一般的な相場で、尺や修正回数によって前後します。

最も手軽なのは、決算資料を動画化するスライド型です。既存のIR資料を活かせるため、短期間・低予算で制作できます。ただし表現の幅が狭く、他社との差別化は難しくなります。

モーショングラフィックスは、数値や図表を動きで見せる手法です。売上推移やセグメント構成を、直感的に伝えられるのが強みです。

キャラクターを使う2Dアニメーションは、事業内容の説明に向いています。専門知識のない個人投資家にも理解されやすくなります。

実写は経営者の表情や熱意を伝えられる一方、撮影費が加わります。撮影場所や機材、出演者の手配によって費用は大きく変動します。

3DCGは工場設備や製品構造など、実写で見せにくい対象に有効です。その分、モデリングの工数がかかるため、費用は高額になりがちです。目的とターゲットを整理したうえで、手法を選ぶことが大切です。

費用の内訳と価格を左右する要素

IR動画の費用は、各工程の費用を積み上げて決まります。主な内訳は、企画構成費・シナリオ費・デザイン費・アニメーション制作費です。これにナレーション収録費やBGM費、修正対応費などが加わります。全体のうち、デザインとアニメーション制作が大きな割合を占めます。

価格を左右する最大の要素は、動画の尺です。尺が長くなるほど、描くカットや動かす要素が増えるためです。1分あたりの単価をもとに見積もる制作会社も少なくありません。

次に影響するのが、デザインの作り込み度合いです。オリジナルキャラクターや細かなイラストを描く場合は、工数が増えます。一方、テンプレート素材を活用すれば、費用を抑えることも可能です。

また、IR動画ならではの要素として「情報の正確性」があります。決算数値や開示情報には、誤りが許されません。そのため、IR担当者や法務部門による確認工程が増えやすくなります。修正回数が多くなると、追加費用が発生するケースもあります。

英語版など多言語展開をする場合は、翻訳費とナレーション費が別途必要です。海外投資家向けに配信する予定があれば、最初から見積もりに含めましょう。

費用対効果を高めるための発注のコツ

IR動画は、一度作って終わりではなく、継続的に活用できる資産です。そのため、単純な安さだけで判断しないことが重要です。

まずおすすめなのが、汎用パートと更新パートを分けて設計する方法です。会社概要や事業紹介は、数年単位で使い回せる汎用パートにします。決算数値などの更新パートだけを差し替えれば、次回以降の費用を抑えられます。

次に、目的とターゲットを事前に明確にしておくことです。個人投資家向けか機関投資家向けかで、最適な表現は変わります。方向性が曖昧なまま進めると、修正が増えて費用がかさみます。

また、IR資料や過去の説明会資料は、制作会社へ早めに共有しましょう。情報が揃っているほど企画構成の精度が上がり、手戻りが減ります。

さらに、1本の動画から短尺版を切り出す二次活用も効果的です。SNSや採用サイト、株主総会での会場上映などにも展開できます。1本あたりの活用範囲を広げることで、実質的なコストは下がります。

なお、カプセルメディアの料金プランは以下のとおりです。

プラン料金(税抜)尺ナレーション原稿・シナリオ
ベーシック(お試し)10,000円30秒以内機械音声お客様にご用意いただく(1法人1回限り)
スタンダード55,000円3分以内プロ声優お客様にご用意いただく
プレミアム105,000円5分以内プロ声優シナリオ作成込み

※納期は最短2営業日(内容・尺・プランにより異なります)。

スタンダードプランは原稿をお客様にご用意いただき、シナリオ作成から任せたい場合はプレミアムプランをお選びいただけます。相談・見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

💡 筆者のひとこと

見積もりを見て「思ったより高いな」と感じる方は少なくありません。でも、何に費用がかかっているのかが分かると、削れる部分と削ってはいけない部分が見えてきます。IR動画で削ってはいけないのは「数字の正確さ」と「伝わりやすさ」。そこさえ押さえれば、予算に合わせた工夫はいくらでもできます。

IR動画の制作会社を選ぶポイントと注意点

IR動画の制作会社を選ぶポイントのイメージ

IR動画は、投資家や株主に企業価値を伝える大事なツールです。
ただ、費用だけで制作会社を選ぶと、期待した効果が出ないことがあります。
ここでは、発注前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

IR分野の制作実績と金融リテラシーを確認する

まず確認したいのが、IR動画の制作実績があるかどうかです。
IR動画は一般的なPR動画とは目的も視聴者も異なります。
主な視聴者は機関投資家や個人投資家、アナリストです。
財務データや成長戦略を、正確にわかりやすく伝えることが求められます。

IRに不慣れな制作会社の場合、演出が派手になりすぎることがあります。
数字の見せ方を誤れば、投資家に誤解を与えるおそれもあります。
そのため、過去に決算説明や中期経営計画の動画を手がけた実績が重要です。

確認するときは、ポートフォリオの「本数」だけで判断しないでください。
業種や企業規模が自社に近い事例があるかを見ましょう。
グラフや図解の表現が見やすいかどうかも大切な判断材料です。

アニメーションは、複雑な事業モデルを図解するのに向いています。
実写では伝えにくい市場構造やビジネスの流れも、直感的に表現できます。
打ち合わせで「どの数字を、どう見せるか」を提案できる会社を選びましょう。
金融用語やIR資料を理解できる担当者がいるかも、事前に確かめておくと安心です。

見積もりの内訳と追加費用の条件を確認する

IR動画の制作費用は、会社によって大きく異なります。
同じ尺の動画でも、数十万円から数百万円まで幅があるのが一般的です。
金額の差が生まれる理由を知るには、見積もりの内訳を確認することが欠かせません。

見積もりでは、主に次の項目をチェックしましょう。

  • 企画・構成・シナリオ制作費
  • イラストやキャラクターのデザイン費
  • アニメーション制作費
  • ナレーション・BGM・効果音の費用
  • 英語版など多言語対応の費用

特に注意したいのが、修正回数の上限です。
IR動画は社内確認の工程が多く、経営層や法務部門のチェックも入ります。
修正が想定より増え、追加費用が発生するケースは少なくありません。
「何回まで無料か」「どの段階の修正から有料か」を事前に確認しておきましょう。

また、IR動画は毎期の決算ごとに更新する場合もあります。
素材を再利用できれば、2回目以降の費用を抑えやすくなります。
データ差し替えのみの更新にいくらかかるかも、最初に聞いておくと安心です。
総額の安さだけでなく、長期的なコストで比較することが大切です。

開示ルールへの配慮とスケジュール対応力を確認する

IR動画で特に気をつけたいのが、情報開示のルールです。
上場企業には、フェア・ディスクロージャー・ルールが適用されます。
未公表の重要情報を、一部の人だけに先に伝えることは許されません。

そのため、制作会社には厳格な情報管理が求められます。
秘密保持契約を結べるかを、発注前に必ず確認しましょう。
データの受け渡し方法や、社内で閲覧できる人の範囲も確かめておくと安心です。

あわせて、表現の正確さにも注意が必要です。
将来の業績見通しを断定的に伝えると、投資家の誤解を招くおそれがあります。
免責事項の入れ方や、数値の注記について相談できる会社が理想的です。

スケジュールへの対応力も重要なポイントです。
IR動画は、決算発表日や株主総会の日程に合わせて公開されることが多いです。
決算数値が確定してから公開日までは、短い期間しかないケースもあります。
数字の確定を待ちながら制作を進める段取りが欠かせません。

依頼前に、制作期間の目安と急ぎの場合の対応を確認しましょう。
あらかじめ構成や素材を準備しておけば、直前の数値差し替えだけで済みます。
こうした進行管理まで提案してくれる会社なら、安心して任せられます。

💡 筆者のひとこと

打ち合わせで「この数字、投資家の方にはどう見えるでしょうね」と一緒に考えてくれる制作会社は、信頼できます。IR動画は、きれいな映像を作ることよりも、誤解なく伝えることのほうがずっと大切だからです。費用の比較と同じくらい、担当者との会話の手応えも大事にしてください。

IR動画を制作するメリット・効果・成果

IR動画を制作するメリット・効果のイメージ

IR動画の制作にはまとまった費用がかかります。
それでも導入する企業は年々増えています。
ここでは、費用に見合う3つのメリットを具体的な数字とあわせて解説します。

複雑な財務情報を短時間でわかりやすく伝えられる

決算説明資料は、30〜50ページになることも珍しくありません。
専門用語や数字が並ぶ資料を、すべての投資家が読み込むとは限りません。
IR動画なら、伝えたい要点を3〜5分程度にまとめて届けられます。

特にアニメーションは、目に見えない概念の説明に向いています。
たとえば、事業ポートフォリオの構成や収益モデルの仕組みです。
売上推移のグラフも、数字が伸びていく動きで印象に残せます。
実写では表しにくい「お金の流れ」も、図解で直感的に示せます。

さらに、伝える内容を経営陣が事前にしっかり確認できる点も利点です。
台本と絵コンテの段階で、表現の正確さを何度でもチェックできます。
誤解を招く言い回しや、開示ルール上のリスクを抑えられるのです。
アニメーションは、撮影後に修正しにくい実写よりも柔軟に直せます。

その結果、「何をしている会社かわからない」という声が減ります。
IR担当者への基本的な問い合わせが減る効果も期待できるでしょう。
削減できた時間を、機関投資家との対話など重要な業務に回せます。

個人投資家・海外投資家へのリーチが広がる

2024年の新NISA開始をきっかけに、NISA口座数は増加を続けています(出典:金融庁「NISA特設ウェブサイト」、日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況」)。
スマートフォンで情報を集める個人投資家も少なくありません。
長い資料のPDFより、1〜3分の動画のほうが最後まで見てもらいやすいです。

IR動画は、自社サイトのIRページだけで使うものではありません。
YouTubeやX、LinkedInなど複数のチャネルで配信できます。
たとえば、本編3分の動画から30秒の短尺版を2〜3本作る方法があります。
こうすれば、SNS経由で新しい投資家層の目に触れる機会が増えます。

海外投資家への対応がしやすい点も見逃せません。
アニメーション動画は、映像を作り直さずに多言語化できます。
ナレーションと字幕を差し替えるだけで、英語版を用意できるのです。
実写のように出演者を変えて撮り直す必要はありません。
そのため、英語版を新規に作るより追加費用を抑えやすくなります。

日本語と英語の2言語で発信すれば、届く投資家の幅は大きく広がります。
情報開示の公平性を高めることにもつながるでしょう。
IR活動の評価向上を目指す企業にとって、心強い手段になります。

一度の制作で長く・繰り返し使えるため費用対効果が高い

IR動画の制作費は、内容や尺によって数十万〜数百万円と幅があります。
一見高く感じますが、使える期間と場面を考えると印象が変わります。

たとえば、制作費100万円の会社紹介IR動画を3年間使うとします。
1年あたりのコストは約33万円、1か月あたりでは約2.8万円です。
決算説明会、株主総会、投資家面談、IRサイトなどで繰り返し使えます。
利用シーンが5つあれば、1シーンあたりのコストはさらに下がります。

アニメーションは、部分的な更新がしやすい点も大きな強みです。
業績の数字やグラフだけを差し替えれば、四半期ごとに更新できます。
毎回ゼロから作るのに比べ、更新費用を大幅に抑えられます。
実写の場合、役員の交代やオフィス移転で撮り直しが必要になることもあります。
アニメーションなら、こうした変化にも最小限の修正で対応できます。

また、IR動画は採用活動や取引先への説明にも転用できます。
「投資家向け」に作った資料が、会社全体の広報資産になるのです。
1本の動画を複数の部署で活用すれば、費用対効果はさらに高まります。

💡 筆者のひとこと

決算期のIR担当の方は、本当に忙しいですよね。動画は、担当者さんの代わりに何度でも、同じ品質で丁寧に説明してくれる存在です。制作費を「担当者さんの時間を取り戻すための投資」と考えてみると、見え方が少し変わるかもしれません。

成功事例・活用例

IR動画の業種別の活用例のイメージ

IR動画は、業種によって伝えるべき内容や効果的な見せ方が異なります。
ここでは、アニメーションIR動画の業種別の活用例を3つ紹介します。
費用の目安もあわせて解説しますので、予算検討の参考にしてください。

業種よくある課題アニメーションでの見せ方費用の目安
製造業BtoB事業の価値が伝わりにくい部品が最終製品に組み込まれる流れを図解50万〜100万円前後(2〜3分)
IT・SaaS無形サービスの価値が見えにくい導入前後の変化をストーリー化、指標を動くグラフに80万〜150万円程度(3分前後)
バイオ・医療研究内容が専門的すぎる作用の仕組みや開発パイプラインを可視化100万〜200万円程度(3分前後)

※いずれも一般的な目安です。内容や監修工程の有無によって変動します。

製造業:見えにくいBtoB事業を図解し、個人投資家の理解を促進

BtoBの製造業は、事業内容が一般の投資家に伝わりにくい傾向があります。
自社の素材や部品が、最終製品のどこに使われているか想像しにくいためです。
その結果、技術力や成長性が株価に正しく反映されないケースもあります。

こうした課題には、アニメーションによる図解型のIR動画が有効です。
例えば、自社の部品が自動車やスマートフォンに組み込まれる流れを描きます。
工場の内部や製品の微細な構造も、アニメーションなら分かりやすく表現できます。
実写では撮影が難しい部分や、機密に関わる工程も安心して見せられます。

活用方法としては、決算説明会の冒頭で2〜3分の会社紹介動画を流す例があります。
本題に入る前に事業の全体像を共有できるため、説明の理解度が高まります。
質疑応答でも、事業の本質に踏み込んだ質問が増えやすくなるでしょう。

費用の目安は、2〜3分の図解アニメーションで50万〜100万円前後です。
一度制作すれば、株主総会や展示会、採用説明会にも流用できます。
複数の場面で使い回すことで、1回あたりの費用対効果を高められます。

IT・SaaS業界:無形のサービスを可視化し、成長ストーリーを伝える

IT・SaaS企業のサービスは形がないため、価値を直感的に伝えにくい特徴があります。
特にグロース市場の上場企業は、将来の成長性をどう示すかが重要です。
数字だけの資料では、事業の魅力や独自性が投資家に届きにくくなります。

そこで、サービスの利用シーンをアニメーションで描くIR動画が役立ちます。
例えば「導入前の課題」と「導入後の変化」をキャラクターで表現します。
顧客企業の業務がどう効率化されるかを、ストーリー仕立てで見せる手法です。
ARRや解約率などの指標も、動くグラフにすると印象に残りやすくなります。

活用例としては、中期経営計画の発表に合わせた動画の公開が挙げられます。
IRサイトやYouTubeに掲載すれば、説明会に参加できない投資家にも届きます。
海外投資家向けに英語字幕やナレーションを加えるケースも増えています。
アニメーションは素材の差し替えが容易なため、多言語化しやすい点も強みです。

費用は、3分前後でグラフ演出を含む場合、80万〜150万円程度が目安です。
決算ごとに数値部分だけを更新すれば、継続的な発信も低コストで続けられます。

バイオ・医療業界:専門的な研究内容を、誰にでも分かる映像に

バイオベンチャーや創薬企業は、研究内容が非常に専門的です。
作用の仕組みや開発パイプラインを、文章だけで説明するのは困難でしょう。
投資家に理解されないまま、事業価値が過小評価されるリスクもあります。

アニメーションのIR動画なら、目に見えない細胞や分子の動きを表現できます。
例えば、薬が体内で標的に届き、作用するまでの過程を順を追って描きます。
専門用語を最小限に抑え、図やナレーションで補うことで理解が深まります。
臨床試験の進捗も、タイムライン形式で示すと開発段階が一目で分かります。

活用例としては、IPO前後の会社説明会や個人投資家向けセミナーがあります。
限られた時間で研究の意義と将来性を伝えられるため、説明の質が安定します。
登壇者による説明のばらつきを防げる点も、動画ならではの利点です。

この分野は医学的な正確さが求められるため、監修や確認の工程が増えます。
そのため費用は、3分前後で100万〜200万円程度を見込んでおくと安心です。
研究の進展に合わせて一部を作り直せば、長期的な資産として活用できます。

💡 筆者のひとこと

業種は違っても、共通しているのは「自社の当たり前は、投資家にとって当たり前ではない」ということです。社内では説明不要な技術や仕組みこそ、動画で丁寧に見せる価値があります。「うちの事業は地味だから」と思っている会社ほど、伸びしろは大きいと感じています。

実際の費用を知りたい方へ

カプセルメディアは企画から納品までワンストップで、料金は事前に明示。1万円からのお試しプランもあります。お見積もりは無料です。

IR動画制作の流れ・手順

IR動画制作の流れのイメージ

IR動画の制作は、大きく3つのステップで進みます。
流れを事前に把握しておくと、社内の準備や確認をスムーズに進められます。
費用を抑えるコツもステップごとに異なります。
ここでは、アニメーションでIR動画を制作する場合の一般的な手順を解説します。

STEP工程主な作業内容IR担当者が準備・確認すること
1ヒアリング・企画立案目的・ターゲット・尺・予算の整理決算資料の共有、経営陣・法務部門との合意
↓
2シナリオ・絵コンテ・デザイン台本・設計図・デザイン案の作成数値の正確性・表現の適切さのチェック
↓
3アニメーション制作・修正・納品動き付け、ナレーション・BGM、初稿確認修正点の取りまとめ、納品形式の指定

STEP1:ヒアリング・企画立案

最初のステップは、制作会社とのヒアリングと企画立案です。
ここで動画の目的やターゲットを明確にします。
IR動画の視聴者は、個人投資家や機関投資家、アナリストなどさまざまです。
誰に何を伝えたいかによって、動画の構成や表現方法は大きく変わります。

ヒアリングでは、主に次のような項目を確認します。

  • 動画の目的(決算説明、中期経営計画、事業紹介など)
  • 想定する視聴者と公開媒体
  • 動画の尺と納品希望日
  • 予算の目安
  • 参考にしたい動画のイメージ

この段階で決算資料や統合報告書を共有すると、提案の精度が高まります。
IR動画は開示情報との整合性が特に重要です。
数値や表現のルールは、早めに制作会社へ伝えておきましょう。

企画の段階で要件を固めておくことは、費用を抑えるうえでも重要です。
後から方向性が変わると、修正の手間が増えて追加費用が発生しやすくなります。
社内の関係者を早めに巻き込み、合意を取っておくのがおすすめです。
特にIR担当部署だけでなく、経営陣や法務部門の意見も確認しておきましょう。
見積もりは、この企画内容をもとに提示されるのが一般的です。

STEP2:シナリオ・絵コンテ・デザイン制作

企画が固まったら、シナリオと絵コンテの作成に進みます。
シナリオは、ナレーションやテロップの文章をまとめた台本です。
絵コンテは、各シーンでどのような映像を見せるかを示した設計図です。

IR動画では、専門的な財務情報をわかりやすく伝える工夫が求められます。
たとえば売上推移はグラフのアニメーションで表現できます。
事業構造は図解やイラストで整理すると、直感的に理解しやすくなります。
アニメーションは、こうした抽象的な情報の可視化を得意としています。

シナリオと絵コンテの確認は、制作工程の中で最も重要なポイントです。
この段階で内容をしっかり固めておけば、後工程の修正を最小限にできます。
数値の正確性や表現の適切さは、必ず社内で入念にチェックしましょう。
開示前の情報を扱う場合は、情報管理のルールも確認が必要です。

続いて、動画全体のデザインを制作します。
コーポレートカラーやロゴ、フォントなどを反映させます。
ブランドイメージとの統一感を意識すると、企業の信頼性が伝わりやすくなります。
主要なシーンのデザイン案を確認してから、本制作に入るのが一般的です。
デザインの方向性をここで確定させることも、費用増加を防ぐポイントです。

STEP3:アニメーション制作・修正・納品

デザインが確定したら、いよいよアニメーション制作に入ります。
イラストや図表に動きをつけ、シーン同士をつなげていきます。
並行して、ナレーション収録やBGM・効果音の選定も進めます。
ナレーションはプロのナレーターを起用するか、合成音声を使うかを選べます。
起用方法によって費用が変わるため、予算に合わせて検討しましょう。

映像がひととおり完成したら、初稿として確認します。
ここでは動きのテンポや文字の読みやすさ、数値の誤りなどを確認します。
修正点はまとめて伝えると、制作会社とのやり取りがスムーズになります。
修正回数には上限が設けられている場合が多いため、事前に確認しておきましょう。
上限を超える修正は、追加費用の対象になることがあります。
カプセルメディアでは、制作ミスによる修正は契約期間内であれば無料・無制限で対応しています。

修正が完了したら、最終確認を経て納品となります。
納品形式は、公開する媒体に合わせて指定するのが基本です。
自社のIRサイトやYouTube、決算説明会など、用途に応じて選びましょう。
英語版の制作や字幕の追加も、海外投資家向けには効果的です。
多言語対応は後から依頼すると割高になりやすいため、企画段階で相談しましょう。

制作期間は内容や尺によって異なります。
決算発表などの公開日が決まっている場合は、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
カプセルメディアでは、最短2営業日での納品に対応しています(内容・尺・プランにより異なります)。
IR動画の制作をご検討の際は、無料相談をお気軽にご利用ください。

💡 筆者のひとこと

「何から準備すればいいのか分からない」という状態でご相談いただいても、まったく問題ありません。決算説明資料が1部あれば、そこから一緒に整理していけます。最初の一歩は、思っているよりずっと小さくて大丈夫です。

IR動画は外注と内製どちらがよい?費用・品質・手間を比較

IR動画の外注と内製の比較のイメージ

IR動画を作るときは、外注するか社内で作るかで迷う企業が多いです。
このセクションでは、両者の違いを費用・品質・工数の面から比べます。
自社に合う進め方を選ぶための判断材料にしてください。

外注と内製の違いを比較表でチェック

外注か内製かは、制作費だけでは決められません。
品質、社内の手間、情報管理まで含めて比べることが大切です。
主な違いを以下の表にまとめました。

比較項目外注(制作会社)内製(自社制作)
1本あたりの費用数十万〜数百万円が目安外部への支払いは少ない
初期投資基本的に不要機材・ソフトで数十万円〜
継続コスト制作本数に応じて発生人件費・ソフト利用料が毎月発生
品質プロの水準で安定する担当者のスキルで差が出る
制作期間1〜3か月程度が一般的社内調整しだいで短くできる
社内の工数確認・監修が中心で少ない企画から編集まで多い
専門性IR特有の表現に慣れているノウハウがたまるまで時間がかかる
修正対応契約で回数・範囲が決まる何度でも自由に直せる
情報管理NDAを結んで対応する社外に出ないので管理しやすい

表のとおり、外注は1本あたりの支出が大きくなりがちです。
その代わり、品質と社内工数の面では大きな強みがあります。
内製は外部への支払いを抑えられる点が魅力です。
ただし、担当者の人件費は見落とされやすいコストです。

たとえば、動画制作に毎月40時間かかるとします。
時給換算で3,000円なら、毎月12万円の人件費です。
年間では約144万円となり、外注費を上回ることもあります。

IR動画は投資家や株主に向けた公式の情報発信です。
映像の質が低いと、企業そのものの信頼性が疑われかねません。
制作費だけでなく「総コスト」と「伝わる品質」の両方で判断しましょう。

外注が向いているケースとメリット・注意点

外注が向いているのは、失敗が許されない重要な動画です。
決算説明会の動画や中期経営計画の発表がその代表例です。
統合報告書と連動したコーポレート動画も外注に向いています。

外注の最大のメリットは、専門的な表現力を活用できる点です。
IR動画では、複雑な事業モデルや財務データを短時間で伝えます。
数字を並べるだけでは、投資家の理解はなかなか深まりません。

アニメーションを使えば、売上の推移やビジネスの仕組みを図で示せます。
専門知識が少ない個人投資家にも、内容が直感的に伝わります。
英語字幕やナレーションを付ければ、海外投資家にも対応できます。

開示日程に合わせて進行を管理してもらえる点も安心材料です。
IR担当者は決算期に多くの業務を抱えています。
制作の実務を任せることで、本来の業務に集中できます。

一方で、注意すべき点もあります。
まず、内製と比べて1本あたりの費用は高くなります。
また、事業内容や伝えたい意図を正しく共有する手間がかかります。
修正の回数や範囲も、契約内容を事前に確認しておきましょう。

依頼先を選ぶときは、IR動画の実績を必ずチェックしてください。
複数社から見積もりを取り、費用の内訳を比べることも大切です。
カプセルメディアでも、プレミアムプランならシナリオ作成から動画制作までまとめてお任せいただけます。

内製が向いているケースと使い分けのコツ

内製が向いているのは、短い動画をくり返し更新するケースです。
四半期ごとの業績ハイライトや、社長の短いメッセージが当てはまります。
スピード重視で、頻繁に発信したい企業に適しています。

内製のメリットは、思い立ったときにすぐ作れる機動力です。
社内だけで完結するため、修正も何度でも自由にできます。
未公開の情報が社外に出ないので、情報管理の面でも安心です。

ただし、内製を始めるには一定の準備が必要です。
カメラやマイク、照明などの撮影機材をそろえる必要があります。
編集ソフトの利用料や、担当者の育成にも費用がかかります。

品質面でのリスクにも気をつけましょう。
テロップの数字の誤りは、IR動画では重大な問題になりかねません。
社内でのチェック体制を、あらかじめ整えておくことが重要です。

おすすめは、外注と内製を組み合わせる「ハイブリッド型」です。
会社紹介や中期経営計画など、核となる動画はプロに外注します。
その際、テンプレートや素材データも一緒に納品してもらいます。
決算ごとの数値更新は、そのテンプレートを使って内製します。

この方法なら、ブランドの統一感と品質を保てます。
同時に、更新ごとにかかる費用と時間も抑えられます。
まずは年間の制作本数と社内のリソースを整理してみましょう。
そのうえで、自社に合った比率を検討するのが近道です。

💡 筆者のひとこと

外注か内製か、どちらが絶対の正解ということはありません。大切なのは、IR担当の方が無理なく続けられる体制をつくることです。最初の1本をプロと一緒に作り、その過程で社内にノウハウを残していく。そんな進め方も、ぜひ選択肢に入れてみてください。

よくある質問

Q1. IR動画の制作費用の相場はどれくらいですか?

制作手法と尺によって大きく変わります。一般的な目安は、スライド型で10万〜30万円、2Dアニメーションで50万〜150万円、実写で50万〜200万円、3DCGで100万〜300万円以上です。アニメーションは撮影費がかからないため、費用を抑えやすい傾向があります。まずは目的と尺を決め、複数社の見積もりを比べるのがおすすめです。

Q2. IR動画の制作費用を抑えるにはどうすればよいですか?

制作前に目的と伝える内容を絞り込むことが基本です。情報を詰め込むと尺が延び、制作費も上がります。決算資料など既存素材の共有も効果的です。さらに、会社概要などの汎用パートと決算数値などの更新パートを分けて設計すれば、次回以降は差し替えだけで済み、更新費用を抑えられます。

Q3. IR動画の制作期間はどれくらいかかりますか?

一般的には1〜3か月程度が目安で、企画・構成、シナリオ、デザイン、アニメーション、修正の順に進みます。決算発表や株主総会に合わせる場合は、逆算して早めに依頼しましょう。カプセルメディアでは、内容・尺・プランによって最短2営業日での納品にも対応しています。急ぎの案件もまずはご相談ください。

Q4. IR動画には実写とアニメーションのどちらが向いていますか?

目的によって異なります。経営者の人柄や熱意を伝えたい場合は実写が効果的です。事業モデルや成長戦略、財務データの説明には、図解で動かせるアニメーションが向いています。アニメーションは撮影が不要で、数値の差し替えや多言語化もしやすい点が強みです。両方を組み合わせる方法も検討してみましょう。

Q5. 見積もりを依頼する前に準備しておくことはありますか?

目的・ターゲット・希望の尺・納期・予算の5点を整理しておくと、見積もりの精度が上がります。「個人投資家向けに3分で事業を紹介したい」と伝えるだけでも十分です。決算説明資料や中期経営計画があれば、あわせて共有しましょう。不明な点は、相談の段階で遠慮なく質問してください。

Q6. 英語版など多言語対応には追加費用がかかりますか?

翻訳費とナレーション費が別途必要になるのが一般的です。ただしアニメーション動画なら、映像を作り直さずにナレーションと字幕の差し替えで英語版を用意できるため、新規に作るより追加費用を抑えやすくなります。後から依頼すると割高になりやすいため、海外配信の予定があれば企画段階で見積もりに含めましょう。

Q7. 修正は何回まで無料で対応してもらえますか?

制作会社によって異なるため、「何回まで無料か」「どの段階の修正から有料か」を事前に確認しましょう。IR動画は経営層や法務部門の確認が入り、修正が増えやすい傾向があります。カプセルメディアでは、制作ミスによる修正は契約期間内であれば無料・無制限で対応しています。

カプセルメディアのご紹介

カプセルメディアでは、単なる動画制作に留まらず、「伝えるべき価値」を深掘りする企画設計から、成果を見据えた運用サポートまで、一貫してご提供しています。

  • サービスの強みが伝わりにくい
  • 問い合わせや資料請求を増やしたい
  • 自社の営業活動を効率化したい

そんな課題をお持ちの企業さまに、最適な動画活用をご提案します。

限られた予算でも成果が出るクリエイティブをご支援し、「選ばれる理由」が伝わる動画を一緒につくっていきます。

サービス紹介動画に少しでもご興味があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

ここまで読んでくださったあなたは、きっと「IR動画、そろそろ本気で考えるべきかも」と感じているのではないでしょうか。

IR動画の費用は、手法や尺によって数十万円から数百万円まで幅があります。
でも、本当に大切なのは金額の大小ではありません。
投資家に「この会社のことがよく分かった」と思ってもらえるかどうかです。

決算資料は、すべての投資家が隅々まで読んでくれるとは限りません。
伝わらなければ、どれだけ良い事業も正しく評価されないままです。
アニメーションなら、複雑な事業モデルや財務データを数分で届けられます。
そして一度作れば、決算説明会、株主総会、IRサイト、採用活動まで、繰り返し働き続けてくれます。

「予算が足りるか不安」「社内稟議を通せるか分からない」——実は、そんな段階こそご相談いただくベストなタイミングです。
具体的な見積もりがあれば、そのまま稟議の材料としてもお使いいただけます。

カプセルメディアには、はじめてIR動画に取り組む企業さまにも安心していただける体制があります。

  • これまでに300社以上の動画制作をお手伝いしてきました
  • 10,000円(税抜)のベーシックプランで品質をお試しいただけます(30秒以内・機械音声・原稿はお客様にご用意いただく・1法人1回限り)
  • 本格的なIR動画には、スタンダードプラン55,000円(税抜)、シナリオ作成付きのプレミアムプラン105,000円(税抜)をご用意しています
  • 最短2営業日での納品にも対応しています(内容・尺・プランにより異なります)
  • 制作ミスによる修正は、契約期間内なら無料・無制限です
  • 相談・見積もりは無料です

次の決算発表や株主総会までの時間は、思っているより短いものです。
数値の確定を待ってから動き出すと、制作期間が足りなくなることもあります。
構成や素材の準備は、今日からでも始められます。

「うちの場合はいくらかかるの?」「何から用意すればいい?」——そんな一言からで、まったく構いません。
投資家に「伝わる」IR動画を、カプセルメディアと一緒につくりましょう。

動画制作のご相談はカプセルメディアへ

  • 企画のご提案から制作・納品までワンストップ
  • 最短2営業日で納品
  • 300社超の制作実績/1万円からのお試しプランあり
この記事の監修者
内藤昌和(カプセルメディア代表)
内藤昌和(カプセルメディア代表)
カプセルメディア代表。年間100本以上のアニメーション動画制作・コンテンツ制作を行なっているアニメーション動画制作の専門家。主に企業向けのアニメーション動画広告やSNS動画も得意としており、上場企業から中小・スタートアップ企業まで、幅広い業界の動画提供している。