💡この記事でわかること
- BtoB動画マーケティングの費用相場と、依頼先ごとの特徴
- 成果を出すための動画の選び方・注意点
- BtoB企業が動画を活用するメリット
- 業種別の活用例と、制作の流れ
- 外注と内製の違い、自社に合った進め方
「展示会に出展しても、商談につながる見込み顧客が増えない」
「営業資料を作り込んでも、自社サービスの魅力がうまく伝わらない」
このようなお悩みを抱えるBtoB企業の担当者は少なくありません。
BtoB商材は仕組みが複雑で、検討期間も長くなりがちです。
さらに、購買の意思決定には複数の関係者が関わります。
そのため、文章や静止画だけでは価値を正しく伝えきれない場面が多いのです。
営業担当者によって説明の質にばらつきが出ることも、よくある課題です。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、動画マーケティングです。
動画は短い時間で多くの情報を届けられ、理解と記憶の両方を助けてくれます。
なかでもアニメーション動画は、形のないサービスや複雑な仕組みの説明に向いています。
ITツールやSaaS、製造業の技術なども、図解と動きでわかりやすく表現できます。
一方で「何から始めればよいかわからない」という声も多く聞かれます。
目的を決めずに制作すると、再生されても成果につながらないこともあります。
動画は作って終わりではなく、「誰に・どの段階で・どんな行動を促すか」まで設計してはじめて、商談を生む営業資産になります。
本記事では、アニメーション動画制作を手がけるカプセルメディアが解説します。
BtoB動画マーケティングの基礎から、活用シーン、成功のポイントまでを網羅しました。
これから動画施策を始める方も、成果に伸び悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。
BtoB動画マーケティングの費用相場

BtoB動画マーケティングを始めるとき、多くの担当者が気にするのは費用です。
動画制作の費用は、動画の種類や長さ、依頼先によって大きく変わります。
相場を知らずに発注すると、予算オーバーや品質不足につながりかねません。
ここでは、動画の種類別と依頼先別の相場、費用を左右する要素を解説します。
社内で稟議を通すときの判断材料としてもご活用ください。
動画の種類別の費用相場
BtoB動画は、目的によって適した種類が異なります。
種類ごとに必要な工程も違うため、費用相場にも差が出ます。
代表的な動画の種類と、一般的な費用の目安を以下の表にまとめました。
【比較表】動画の種類別の費用相場(一般的な目安)
| 動画の種類 | 主な用途 | 尺の目安 | 費用相場 |
|---|---|---|---|
| サービス紹介アニメーション | LP・商談・Web広告 | 60〜90秒 | 30万〜100万円 |
| 製品デモ・操作説明動画 | 導入検討・カスタマーサクセス | 2〜5分 | 20万〜80万円 |
| ホワイトボードアニメーション | 複雑な仕組みの解説 | 1〜3分 | 15万〜50万円 |
| 展示会用ループ動画 | 展示会ブースでの集客 | 30秒〜2分 | 20万〜60万円 |
| SNS・Web広告用ショート動画 | 認知拡大・リード獲得 | 6〜30秒 | 10万〜40万円 |
| 導入事例インタビュー(実写) | 比較検討段階の後押し | 3〜5分 | 40万〜150万円 |
| ウェビナー録画の編集 | ナーチャリング・資料代わり | 30〜60分 | 5万〜30万円 |
BtoB分野でとくに多いのは、サービス紹介アニメーションです。
形のないSaaSやITサービスは、実写では魅力を伝えにくいからです。
アニメーションなら、仕組みや導入効果を図解でわかりやすく表現できます。
一方、導入事例のような信頼性が重要な動画は、実写が向いています。
撮影スタッフや機材が必要になるため、アニメーションより高くなりがちです。
まずは「誰に」「どの段階で」見せる動画かを決めましょう。
そのうえで種類を選べば、無駄のない予算配分ができます。
依頼先別の費用相場と特徴
同じ内容の動画でも、依頼先によって費用は大きく変わります。
依頼先は主に、フリーランス、制作会社、広告代理店、内製の4つです。
それぞれの一般的な費用感と特徴を比較してみましょう。
【比較表】依頼先別の費用相場と特徴
| 依頼先 | 費用相場(1本あたり) | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フリーランス | 5万〜30万円 | 費用を抑えやすい | 企画力や品質に個人差がある |
| 動画制作会社 | 30万〜150万円 | 企画から納品まで一貫対応 | 会社ごとに得意分野が異なる |
| 広告代理店 | 100万〜500万円以上 | 広告運用まで任せられる | 中間マージンで高額になりやすい |
| 内製 | ツール費月数千円〜+人件費 | 修正や量産がしやすい | スキル習得と工数の負担が大きい |
フリーランスは低価格ですが、BtoBの商材理解まで求めるのは難しい場合があります。
広告代理店は、テレビCMなど大規模な施策と組み合わせるときに向いています。
費用と品質のバランスを取りやすいのは、動画制作会社です。
とくにBtoBの実績が豊富な会社なら、専門的な商材も短期間で理解してくれます。
構成案の段階から、営業やマーケティングの視点で提案を受けられる点も魅力です。
内製は運用コストを下げられますが、最初の1本は外注するのがおすすめです。
プロが作った動画を基準にすると、その後の内製の品質も安定します。
費用を左右する要素とコストを抑えるコツ
動画制作の費用は、主に「企画・構成」「デザイン」「アニメーション」「音声」で決まります。
なかでも金額への影響が大きいのは、尺の長さと表現の作り込みです。
尺が長くなるほど、イラストの枚数や動きの工数が増えます。
キャラクターを細かく動かす表現も、シンプルな図解より費用が上がります。
ナレーターの起用や、オリジナルBGMの制作も追加費用の対象です。
また、修正回数が多いと、その分だけ工数が増えて見積もりが膨らみます。
コストを抑えるには、まず目的とターゲットを事前に明確にしておくことです。
方向性が固まっていれば、構成段階の手戻りを大幅に減らせます。
次に、尺は必要最小限に絞りましょう。
BtoBのサービス紹介なら、60〜90秒でも要点は十分に伝わります。
さらに、1本の動画を複数の用途に展開するのも効果的です。
たとえば90秒の紹介動画から、15秒の広告用動画を切り出す方法があります。
展示会やSNS、営業資料に流用すれば、1本あたりのコストを下げられます。
カプセルメディアの料金プラン
カプセルメディアでは、BtoB向けのアニメーション動画を以下のプランで制作しています。
【料金表】カプセルメディアの料金プラン(税抜)
| プラン | 料金(税抜) | 尺 | ナレーション | シナリオ(原稿) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベーシック | 10,000円 | 30秒以内 | 機械音声 | お客様にてご用意 | 1法人様1回限りのお試し |
| スタンダード | 55,000円 | 3分以内 | プロ声優 | お客様にてご用意 | 本格的な紹介動画に |
| プレミアム | 105,000円 | 5分以内 | プロ声優 | 制作会社が作成 | シナリオ作成から一括で任せたい方に |
※納期は最短2営業日です。
※制作ミスによる修正は、契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。
※料金の詳細は料金ページをご確認ください。
相談・見積もりは無料ですので、ご予算や目的に合わせてお気軽にご相談ください。
💡筆者のひとこと
「相場を見て、動画はうちには早いかなと思っていました」。ご相談の場で、こうしたお声を本当によくいただきます。でも、費用が高いか安いかは、その動画が何件の商談を生むかで見え方がまったく変わります。金額だけで諦める前に、まずは「何のための動画か」を一緒に整理させてください。
BtoB動画マーケティングで成果を出すための選び方・ポイント・注意点

BtoB動画マーケティングは、ただ動画を作るだけでは成果につながりません。
目的、表現手法、制作パートナーを正しく選ぶことが成功の鍵です。
ここでは、動画制作の前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
目的と購買プロセスの段階に合わせて動画の種類を選ぶ
BtoB動画マーケティングで最初に決めるべきなのは、動画の目的です。
認知を広げたいのか、比較検討を後押ししたいのかで、最適な動画は変わります。
BtoBの購買プロセスは長く、複数の担当者が関わるのが特徴です。
そのため、段階ごとに役割の異なる動画を用意すると効果的です。
【比較表】購買プロセスの段階別・おすすめの動画
| 段階 | 動画の役割 | おすすめの動画 | 尺の目安 |
|---|---|---|---|
| 認知段階 | 課題に気づいてもらう | 広告動画・SNS動画 | 15〜30秒程度 |
| 興味・比較検討段階 | 仕組みや導入メリットを理解してもらう | サービス紹介動画 | 2〜3分程度 |
| 導入検討段階 | 「自社でも使えそう」と感じてもらう | 導入事例動画・操作説明動画 | 内容に応じて |
認知段階では、見込み顧客に課題へ気づいてもらうことが大切です。
短い時間で印象に残る映像を作り、興味を持つきっかけをつくります。
比較検討段階では、製品の仕組みや導入メリットを図解で分かりやすく伝えましょう。
導入直前の段階では、「自社でも使えそうだ」と感じてもらうことが大切です。
具体的なイメージを持ってもらえれば、意思決定を後押しできます。
目的を決めずに制作すると、誰に何を伝えたいのか分からない動画になりがちです。
まずは「誰に・どの段階で・どんな行動を促したいか」を一文で書き出してみてください。
その一文が、企画から公開までブレない軸になります。
実写かアニメーションかは「伝えたい内容」で決める
実写とアニメーションのどちらを選ぶかも、成果を左右する重要なポイントです。
実写の強みは、人物の表情や現場の空気感をリアルに伝えられることです。
社員インタビューや工場紹介など、人や場所の信頼感を伝えたい場合に向いています。
一方、BtoB商材には目に見えないサービスや複雑な仕組みが多くあります。
SaaSやITソリューション、コンサルティングなどがその代表例です。
こうした無形商材は撮影するものがないため、実写では説明しにくくなります。
アニメーションなら、データの流れや業務改善の過程を自由に図解できます。
抽象的な概念も目に見える形にできるため、専門外の決裁者にも伝わりやすくなります。
また、撮影が不要なので、ロケや出演者を手配する手間も抑えられます。
サービス内容が変わっても、該当部分だけを修正しやすい点もメリットです。
ブランドカラーやキャラクターで世界観を統一しやすいのも魅力といえます。
ただし、どちらか一方に絞る必要はありません。
実写の信頼感とアニメーションの分かりやすさを組み合わせる方法もあります。
伝えたい内容の性質から逆算して、最適な表現手法を選びましょう。
制作会社選びと公開後の運用で失敗しないための注意点
動画を外注する場合は、制作会社選びが成否を分けます。
まず確認したいのは、BtoB領域での制作実績があるかどうかです。
BtoB動画では、専門的な内容を正しく理解し、分かりやすく言い換える力が求められます。
実績を見る際は、映像の美しさだけでなく「伝わりやすさ」に注目しましょう。
次に、企画・構成の段階から提案してくれるかも重要な判断基準です。
指示どおりに作るだけでは、マーケティングの成果につながりにくくなります。
ターゲットや課題をヒアリングし、戦略面から伴走してくれる会社を選ぶと安心です。
費用面では、見積もりに含まれる範囲を事前に確認してください。
修正回数やナレーション、BGMなどで追加費用が発生する場合があります。
二次利用の可否や納品データの形式も、契約前に確認しておきましょう。
さらに注意したいのは、動画は「作って終わり」ではないという点です。
公開後は再生数や視聴維持率、問い合わせ数を定期的に確認しましょう。
データをもとに改善を重ねることで、動画は長く使える営業資産になります。
SNS用の短尺版や展示会用など、用途に合わせて展開すると効果がさらに広がります。
💡筆者のひとこと
打ち合わせで「結局、お客さまは何に一番困っているんでしょう?」と何度もお聞きしてしまうのは、正直なところ私たちのクセです。しつこいと思われるかもしれませんが、この問いの答えが見えた瞬間、動画は見違えるほど伝わるものになります。制作会社を選ぶときは、ぜひ「どれだけ質問してくるか」も見てみてください。
BtoB動画マーケティングのメリット・効果・成果

BtoB商材は検討期間が長く、関わる人も多いのが特徴です。
そのため、情報を正確に、しかも素早く伝える手段が欠かせません。
ここでは、BtoB企業が動画マーケティングで得られる3つのメリットを解説します。
複雑な商材でも短時間で理解してもらえる
無形のサービスや複雑な仕組みは、テキストだけでは伝わりにくいものです。
たとえば、SaaSの操作画面やシステム連携の流れが挙げられます。
文章で読むと、全体像をつかむまでに時間がかかります。
一般的に、日本語の黙読スピードは1分あたり400〜600字ほどといわれます。
1,200字の説明文なら、読み終えるまでに2〜3分かかる計算です。
一方、90秒のアニメーション動画なら、同じ内容を図解つきで伝えられます。
映像とナレーションが同時に届くので、理解までの時間が短くなります。
特にアニメーションは、目に見えない概念の表現を得意としています。
クラウドの仕組みやセキュリティ対策も、図やキャラクターで直感的に示せます。
実写では撮影できない「データの流れ」も自由に描けます。
「導入前後の変化」をわかりやすく見せることも可能です。
また、BtoBの購買では、担当者が決裁者へ説明する場面が多くあります。
動画があれば、担当者はURLを共有するだけで社内説明を済ませられます。
説明する人によって内容がぶれる心配もありません。
その結果、稟議や社内検討がスムーズに進みやすくなります。
営業活動を効率化し、商談化率を高められる
BtoB営業の初回商談では、会社概要やサービス説明に多くの時間を使います。
仮に、1回の商談で20分を基本説明に使っているとしましょう。
月40件の商談があれば、毎月約13時間を同じ説明に費やす計算です。
年間に直すと、約160時間にもなります。
この基本説明を3分程度の動画に置き換えると、状況が変わります。
商談前に動画を見てもらえば、前提知識をそろえた状態で話を始められます。
空いた時間は、課題のヒアリングや具体的な提案にあてられます。
限られた商談時間を、成約に直結する対話へ集中させられるのです。
さらに、動画は営業品質の均一化にも役立ちます。
経験の浅い営業担当でも、動画を使えば一定の品質で魅力を伝えられます。
教育コストを抑えながら、チーム全体の提案力を底上げできます。
MAツールと連携すれば、視聴データの活用も可能です。
「誰が」「どの動画を」「どこまで見たか」を把握できます。
最後まで視聴した見込み客は、関心度が高いと判断できます。
優先順位をつけてアプローチすれば、商談化率の向上につながります。
一度の制作で長期間・多チャネルに活用できる
動画は、一度つくれば長く使い続けられるマーケティング資産です。
たとえば、制作費60万円の動画を3年間使うケースを試算してみます。
月あたりに換算すると、費用は約1万7,000円です。
広告のように、出稿をやめたら効果が消えるものではありません。
活用できるチャネルが多いことも大きな強みです。
1本の動画は、次のような場面で使い回せます。
- 自社サイトのトップページやサービスページ
- YouTubeやSNS広告
- 展示会ブースでのループ再生
- ウェビナーの冒頭やメールマガジン
- 採用説明会や社内研修
5つのチャネルで使えば、1チャネルあたりの制作費は12万円に下がります。
用途ごとに資料をつくり分けるより、コストと工数を大きく減らせます。
アニメーション動画は、修正しやすい点もメリットです。
実写では、内容を変えるたびに再撮影が必要になる場合があります。
出演した社員が退職し、動画を使えなくなるケースも少なくありません。
アニメーションなら、テロップやナレーションの差し替えで更新できます。
サービスの機能追加や料金改定にも柔軟に対応できるでしょう。
YouTubeに公開した動画は、検索経由で再生回数を積み上げていきます。
公開から時間がたっても、見込み客との接点を生み続けてくれるのです。
💡筆者のひとこと
「動画を先に送っておいたら、商談がいきなり本題から始まったんです」。お客さまからこう聞けたときが、私たちにとって一番うれしい瞬間です。同じ説明を何十回も繰り返す営業担当の方の負担は、外からはなかなか見えません。その時間を、目の前のお客さまと向き合う時間に変えるお手伝いができればと思っています。
BtoB動画マーケティングの成功事例・活用例

BtoB動画マーケティングの成果は、業種によって出方が異なります。
ここでは代表的な3つの業種を取り上げます。
アニメーション動画の具体的な活用例を見ていきましょう。
IT・SaaS業界:サービス紹介動画で商談化率を改善
IT・SaaS企業の課題は、サービスの価値が目に見えにくいことです。
クラウドツールや業務システムは、画面を見せるだけでは魅力が伝わりません。
そこで役立つのが、アニメーションで作るサービス紹介動画です。
たとえば勤怠管理SaaSなら、導入前と導入後の業務の変化を物語で描けます。
月末の集計で残業している担当者が、ボタン一つで作業を終える流れを見せます。
視聴者は自社の状況と重ね合わせ、導入後の姿を具体的に想像できます。
動画はLPのファーストビューや広告、インサイドセールスのメールで使えます。
商談前に動画を送っておけば、初回の面談で基本説明を省略できます。
その分、顧客の課題を聞き取る時間や提案の時間を増やせます。
その結果、商談化率や受注率が上がるケースは少なくありません。
実写のように、機能追加のたびに撮り直す必要がない点も強みです。
UIが変わっても部分的な修正で対応できるため、長く使い続けられます。
長さは60〜90秒程度にまとめ、伝える要点を絞ることが成功のコツです。
製造業:見えない技術を可視化して展示会・営業で活用
製造業では、自社技術の強みをどう伝えるかが大きな課題です。
部品や素材の優位性は、製品の内部や細かい構造に隠れていることが多いからです。
写真やカタログだけでは、その違いを十分に伝えきれません。
アニメーション動画なら、製品の断面や内部構造を自由に描けます。
たとえば精密部品メーカーなら、加工精度の違いを拡大して見せられます。
目に見えない数ミクロンの差も、動きと図解で直感的に理解できます。
こうした動画は、展示会のブースで特に効果を発揮します。
動きのある映像は来場者の足を止め、会話のきっかけを生み出します。
説明員が対応できない時間も、動画が代わりに製品の魅力を伝えてくれます。
海外向けには、ナレーションや字幕を差し替えるだけで多言語化できます。
展示会の後は、営業資料やWebサイトにも同じ動画を流用できます。
専門知識のない購買担当者や経営層にも、技術の価値が伝わりやすくなります。
一本の動画を複数の場面で使い回せるため、費用対効果も高まります。
金融・保険業界:複雑な商品をわかりやすく伝える
金融・保険業界の商材は、仕組みが複雑で専門用語も多いのが特徴です。
法人向け保険やファクタリング、決済サービスなどが代表例です。
文章だけで説明すると、読み手が途中で離脱してしまいがちです。
アニメーション動画を使えば、お金や契約の流れを図解で示せます。
「誰が・いつ・いくら支払うのか」を、矢印やアイコンで表現できます。
キャラクターを登場させれば、堅い内容も親しみやすい印象に変わります。
実写では表しにくい抽象的な概念も、アニメーションなら自由に描けます。
金融商品では、説明の正確さとコンプライアンスへの配慮が欠かせません。
動画なら誰が案内しても内容がぶれず、説明の品質を一定に保てます。
営業担当者ごとの説明のばらつきを防げる点は、大きなメリットです。
活用先としては、Webサイトのよくある質問ページやセミナーが挙げられます。
代理店向けの研修教材にして、販売パートナーの理解を深める方法もあります。
問い合わせ前の疑問を動画で解消できれば、見込み顧客の質も高まります。
💡筆者のひとこと
業種はまったく違っても、ご相談の根っこにある悩みは驚くほど似ています。「うちのサービス、本当はすごいのに伝わらないんです」という一言です。その「本当はすごい」を掘り起こして、誰にでも伝わる形にするのが、この仕事のいちばんの醍醐味だと感じています。
BtoB動画マーケティングの制作の流れ・手順

BtoB向けの動画は、つくって終わりではありません。
目的の設計から公開後の改善までを、ひとつの流れとして考えることが大切です。
ここでは、アニメーション動画を例に、制作の手順を3つのステップで解説します。
【ステップ図】BtoB動画ができるまで(全体像)
| ステップ | 主な作業 | この段階で決めること |
|---|---|---|
| STEP1 目的・ターゲット整理と企画 | 目的とターゲットの明確化、配信先・尺の決定、KPI設定、ブリーフィング | 誰に・何を・どこで見せるか、成果の測り方 |
| ▼ | ▼ | ▼ |
| STEP2 シナリオ・絵コンテ・アニメーション制作 | 原稿作成、絵コンテ、デザイン、アニメーション、ナレーション・BGM | 伝える内容と順番、画面の見せ方 |
| ▼ | ▼ | ▼ |
| STEP3 公開・配信と効果測定 | チャネル別の公開、視聴データの分析、営業現場へのヒアリング | 改善ポイントと次の動画施策 |
ステップ1:目的とターゲットを整理し、企画を固める
最初に、動画で何を達成したいのかを明確にします。
「認知を広げたい」「商談化率を上げたい」など、目的によって最適な構成は変わります。
BtoBでは、購買に複数の担当者が関わる点を意識しましょう。
現場担当者、決裁者、情報システム部門など、立場ごとに関心事が異なります。
誰に向けた動画なのかを一人に絞ると、メッセージがぶれにくくなります。
次に、動画を届ける場所と視聴されるタイミングを決めます。
展示会での放映、営業資料への埋め込み、Web広告など、用途ごとに適した尺は異なります。
広告なら15〜30秒、サービス紹介なら60〜90秒程度が一般的な目安です。
成果を測る指標(KPI)も、この段階で設定しておきます。
再生完了率、資料請求数、商談数などを事前に決めておくと、公開後に振り返りやすくなります。
企画が固まったら、制作会社にブリーフィングを行います。
自社の強み、競合との違い、顧客からよく受ける質問などを共有しましょう。
情報が具体的であるほど、制作会社からの提案の精度が高まります。
ステップ2:シナリオと絵コンテを作成し、アニメーションを制作する
企画をもとに、シナリオ(ナレーション原稿)を作成します。
制作会社に任せるか自社で用意するかは、依頼するプランによって異なります。
BtoBの商材は専門用語が多く、内容が複雑になりがちです。
「課題提起→解決策→導入効果」の順に整理すると、視聴者に理解されやすくなります。
シナリオが確定したら、絵コンテで画面の構成を可視化します。
どの場面で何を見せるかを事前に共有することで、完成後の大きな手戻りを防げます。
社内関係者の確認は、この段階で済ませておくのがおすすめです。
続いて、キャラクターや背景、図解などのデザインを制作します。
アニメーションの強みは、目に見えない仕組みやサービスの流れを図解できる点です。
実写では伝えにくいクラウドサービスや業務フローも、直感的に表現できます。
デザインが固まったら、動きをつけるアニメーション工程に進みます。
並行して、ナレーションの収録やBGM・効果音の選定も行います。
テロップを入れておくと、音声なしで視聴されるSNSや展示会でも内容が伝わります。
修正は工程ごとに段階的に確認すると、スケジュールが安定しやすくなります。
ステップ3:公開・配信し、効果測定をもとに改善する
動画が完成したら、企画段階で決めたチャネルで公開します。
Webサイト、YouTube、SNS、ウェビナー、営業メールなど、顧客との接点は多岐にわたります。
1本の動画を尺違いや縦型に再編集して展開すると、費用対効果が高まります。
公開後は、設定したKPIに沿って効果を測定します。
YouTubeアナリティクスやMAツールを使えば、視聴維持率や離脱ポイントを把握できます。
視聴者がどこで離れているかを見ると、改善すべき場面が明確になります。
営業現場での反応も、重要なデータのひとつです。
「商談での説明時間が短くなった」など、数字に表れにくい効果も記録しておきましょう。
営業担当者へのヒアリングを定期的に行うと、次の企画のヒントが見つかります。
効果が見えてきたら、その結果を次の動画施策に活かします。
たとえば、サービス紹介動画の次に導入事例動画を作るなど、シリーズ化する方法も有効です。
購買プロセスの段階ごとに動画を用意すると、検討から受注までを一貫して後押しできます。
BtoB動画マーケティングは、改善を続けることで成果が積み上がる取り組みです。
カプセルメディアでは、最短2営業日の納品で、スピーディーな動画施策を支援しています。
💡筆者のひとこと
絵コンテの段階で「あ、うちのサービスってこう説明すればよかったのか」と、ご担当者さまの表情がぱっと明るくなる瞬間があります。動画づくりは、自社の強みをあらためて言葉にし直す作業でもあるのだと思います。完成した動画だけでなく、その過程で整理された言葉も、きっと営業の現場で役に立つはずです。
BtoB動画マーケティングは外注と内製どちらが良い?違いを比較

BtoB動画マーケティングを始めるとき、多くの企業が迷うのが「外注か内製か」です。
どちらにも利点と注意点があり、目的や体制によって最適な選択は変わります。
ここでは費用・品質・スピードなどの観点から、両者の違いを整理します。
外注と内製のメリット・デメリットを比較表で確認
まずは外注と内製の違いを、主要な項目ごとに比較してみましょう。
【比較表】外注と内製の違い
| 比較項目 | 外注(制作会社に依頼) | 内製(社内で制作) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 1本ごとに制作費がかかる | 機材・ソフト・人材への投資が必要 |
| 継続コスト | 本数に比例して増える | 本数が増えるほど1本あたりは割安 |
| クオリティ | プロの企画力と表現力で高水準 | 担当者のスキルに左右されやすい |
| 制作スピード | 1〜2か月程度が一般的な目安(内容により短縮可) | 短尺なら数日で公開できる |
| 企画・構成力 | マーケティング視点の提案を受けられる | 自社理解は深いが客観性に欠けやすい |
| 社内の負担 | 打ち合わせと確認作業が中心 | 企画から編集まで工数が大きい |
| ノウハウの蓄積 | 社内には残りにくい | 社内に知見が蓄積される |
外注の最大の強みは、完成度の高い動画を安定して作れる点です。
特にアニメーション動画は、イラストや動きの設計に専門技術が必要です。
内製でプロ並みの品質を出すには、長い学習期間がかかります。
一方で内製は、スピードと柔軟性に優れています。
社内イベントの告知やSNS向けの短い動画なら、すぐに作って公開できます。
修正もその場で対応できるため、細かな改善を重ねやすいでしょう。
ただし、内製は「見えないコスト」に注意が必要です。
担当者の人件費や本業への影響は、制作費の比較から漏れがちです。
費用を比べる際は、社内工数も含めて総額で判断することが大切です。
外注が向いているケースと依頼時のポイント
外注が特に効果を発揮するのは、企業の顔となる重要な動画です。
具体的には、次のようなケースで外注をおすすめします。
- サービス紹介動画や会社紹介動画など、長く使う動画を作りたい
- 展示会や商談で使い、ブランドの信頼感を高めたい
- 複雑な仕組みや無形商材を、アニメーションでわかりやすく伝えたい
- 社内に動画制作の経験者がいない、またはリソースが足りない
- 動画の成果を出すために、企画段階からプロの意見がほしい
BtoB商材は、検討期間が長く関係者も多い傾向があります。
そのため、動画には「理解しやすさ」と「信頼感」の両方が求められます。
この2つを高い水準で両立させるには、プロの企画力が欠かせません。
外注で成果を出すには、依頼時の準備も重要です。
まず「誰に・何を・どう感じてほしいか」を社内で整理しておきましょう。
ターゲットや活用シーンが明確だと、制作会社の提案精度が上がります。
また、制作会社は実績や得意分野を確認して選ぶことが大切です。
BtoBの実績が豊富な会社なら、商談の流れを踏まえた構成を提案できます。
カプセルメディアでも、目的整理からの企画提案を大切にしています。
内製が向いているケースと「併用」という選択肢
内製が向いているのは、本数が多く更新頻度が高い動画です。
たとえば、次のようなケースでは内製のメリットが活きます。
- SNSで週に数本など、継続的に短尺動画を発信したい
- ウェビナーの録画や社員インタビューなど、素材を手早く編集したい
- 製品のアップデート情報を、スピード重視でこまめに届けたい
- 社内に映像制作の経験者がいて、育成にも投資できる
内製を成功させるには、仕組みづくりが欠かせません。
担当者を明確にし、制作ルールやテンプレートを整えておきましょう。
属人化を防ぐことで、担当者が変わっても品質を保ちやすくなります。
さらに、多くのBtoB企業におすすめしたいのが「併用」です。
これは、動画の役割によって外注と内製を使い分ける方法です。
たとえば、軸となるサービス紹介動画はプロに外注します。
そのうえで、SNS用の切り抜きや告知動画を社内で作る形です。
併用なら、ブランドの品質を保ちつつ発信量も確保できます。
外注した動画の素材やトーンを参考にすれば、内製の質も上がるでしょう。
費用対効果を最大化したい企業にとって、現実的な選択肢といえます。
「どこまでを外注すべきか判断できない」という方もいるでしょう。
その場合は、まず制作会社に目的を相談してみるのがおすすめです。
自社に合った役割分担が見えてくれば、動画施策の成果も高まります。
💡筆者のひとこと
制作会社の立場で言うのも少し変ですが、「全部外注しましょう」とは思っていません。軸になる1本をしっかり作り、その素材を社内で育てていただく形が、長い目で見ていちばん無理がないと感じています。「どこまで任せるべきか」から一緒に考えるのも、私たちの大切な仕事です。
よくある質問(FAQ)
Q1. BtoB企業が動画マーケティングを始めるメリットは何ですか?
BtoB商材は仕組みや導入効果が複雑で、文章だけでは伝わりにくい傾向があります。動画なら図解や動きで要点を短時間で届けられます。1本の動画をWebサイト・展示会・商談・メールで使い回せるうえ、営業担当者ごとの説明のばらつきも減らせます。その結果、社内検討の円滑化や商談化率の向上が期待できます。
Q2. 実写とアニメーションでは、BtoBにはどちらが向いていますか?
無形のサービスや複雑な仕組みを伝えるなら、アニメーションが向いています。撮影が不要で、情報の更新や修正がしやすい点も強みです。一方、工場の雰囲気や社員の人柄など、リアルな信頼感を伝えたい場合は実写が適しています。両方を組み合わせる方法もあるため、伝えたい内容から逆算して選びましょう。
Q3. 動画の長さはどれくらいが適切ですか?
用途によって変わります。SNS広告や認知向けの動画なら15〜30秒程度、サービス紹介動画なら60秒〜3分程度が一般的な目安です。製品デモや操作説明のように詳しく伝える動画は、5分前後でも問題ありません。「誰に・何を・どこで見せるか」を先に決め、視聴環境に合わせて尺を決めましょう。
Q4. 動画マーケティングの効果はどのように測定すればよいですか?
まず目的に合わせて指標を決めます。認知拡大なら再生回数や視聴完了率、リード獲得なら動画経由の問い合わせ数や資料請求数を確認します。営業で使う場合は、商談化率や受注までの期間の変化が目安です。数値を定期的に振り返り、改善を重ねることが成果への近道です。
Q5. 初めて動画を外注する場合、費用が心配です。
カプセルメディアでは、10,000円(税抜)のベーシックプランを1法人様1回限りのお試しとしてご用意しています。30秒以内・機械音声の動画で、原稿はお客様にご用意いただきます。シナリオ作成から任せたい場合は、プレミアムプラン(105,000円・税抜)をお選びください。相談・見積もりは無料です。
Q6. 依頼から納品まで、どれくらいの期間がかかりますか?
カプセルメディアでは、最短2営業日で納品しています。ただし、動画の尺や内容、ご確認にかかる期間によって納期は変わります。展示会や商談など公開日が決まっている場合は、早めにご相談いただくとスケジュールを組みやすくなります。
Q7. 完成後に修正が必要になった場合はどうなりますか?
カプセルメディアでは、制作ミスによる修正は契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。なお、修正の条件や追加費用の扱いは制作会社によって異なります。複数社を比較する際は、契約前に修正の範囲と条件を確認しておくと安心です。
カプセルメディアの料金の目安
アニメーション動画はお試し10,000円(30秒以内)、スタンダード55,000円(3分以内)、プレミアム105,000円(5分以内)の3プランです(税抜)。企画・構成案のご提案は無料で、最短2営業日で納品できます。
まとめ
BtoBの動画マーケティングは、複雑な商材の価値を短時間で伝えられる有効な手段です。成果を出すためのポイントは、次の3つでした。
- 「誰に・どの段階で・どんな行動を促すか」を決めてから制作する
- 伝えたい内容に合わせて、尺と表現手法(実写・アニメーション)を選ぶ
- 公開後は数値を確認し、改善と多チャネル展開を続ける
ここまで読んでくださった方は、きっと「自社サービスの魅力が、まだ十分に伝わっていない」という課題を本気で解決したいと考えているはずです。
一つだけ、お伝えさせてください。価値が伝わらないまま過ぎていく毎日は、比較検討の場で競合に選ばれるチャンスを渡し続けている毎日でもあります。一方で、動画は完成したその日から、Webサイトでも展示会でも商談でも、休まずサービスの魅力を語り続けてくれます。始めるのが早いほど、動画が働いてくれる時間は長くなります。
「いきなり本格的な制作を頼むのは不安」という方は、お試し用のベーシックプランから始めてみてください。10,000円(税抜)で、30秒以内のアニメーション動画を体験いただけます(ナレーションは機械音声、原稿はお客様にご用意いただきます。ご利用は1法人様につき1回限りです)。最短2営業日で納品できるため、社内の反応をすぐに確かめられます。
本格的に取り組む場合は、プロ声優がナレーションを担当するスタンダードプラン(3分以内・55,000円/税抜)、シナリオ作成からお任せいただけるプレミアムプラン(5分以内・105,000円/税抜)をご用意しています。制作ミスによる修正は、契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。
カプセルメディアは、これまで300社以上の動画制作をお手伝いしてきました。「どんな動画が自社に合うか分からない」「予算内で何ができるか知りたい」という段階でのご相談こそ、私たちの得意分野です。料金の詳細は料金ページでもご確認いただけます。
ご相談・お見積もりは無料です(受付時間:09:00〜18:00/土日祝除く)。まずは貴社のサービスについて、お話を聞かせてください。「伝わらない」を「選ばれる」に変える一歩を、今日ここから一緒に踏み出しましょう。









