コラム

製品紹介動画をBtoBで活用する方法|費用相場・業種別の活用例と作り方

💡 この記事でわかること

  • BtoBで製品紹介動画が注目されている理由
  • 製品紹介動画を導入するメリットと主な活用シーン
  • 成果につながる製品紹介動画の構成と作り方のコツ
  • 製品紹介動画の費用相場と制作の流れ
  • 失敗しない動画制作会社の選び方

「自社製品の魅力が、商談相手になかなか伝わらない」。
BtoBのマーケティング担当者から、よく聞くお悩みです。
BtoB製品は機能が多く、仕組みも複雑になりがちです。
資料や口頭の説明だけで、価値を正しく理解してもらうのは簡単ではありません。
さらに近年は、購買担当者が営業に会う前に情報収集を済ませるケースが増えています。
Webサイトや資料の段階で興味を持ってもらえなければ、比較検討の候補にすら入れません。
その結果、優れた製品であっても、競合に埋もれてしまうことがあります。

そこで注目されているのが「製品紹介動画」です。
動画なら、目に見えない仕組みや導入後の変化を、短時間でわかりやすく伝えられます。
展示会や商談、Webサイト、メールなど、一度作れば多くの場面で活用できる点も魅力です。
とくにアニメーション動画は、抽象的なサービスやシステムの説明に向いています。

一方で、「何から始めればいいかわからない」「作ったのに成果が出ない」という声も少なくありません。
原因の多くは、動画をつくる前の設計にあります。
成果につながる製品紹介動画は、「誰に・何を伝え・どう動いてほしいか」の設計でほぼ決まります。
本記事では、アニメーション動画制作を手がけるカプセルメディアが、BtoBの製品紹介動画について解説します。
メリットや構成の考え方、費用相場、制作会社の選び方まで、実務で役立つポイントをまとめました。
動画制作が初めての方にも、わかりやすい内容になっています。
動画の活用を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

製品紹介動画(BtoB)の費用・料金相場

製品紹介動画(BtoB)の費用相場を比較するイメージ

BtoB向けの製品紹介動画は、表現方法や尺によって費用が大きく変わります。
相場を知らないまま発注すると、予算オーバーや品質不足の原因になります。
ここでは、動画の種類ごとの相場、費用を左右する要素、費用対効果を高めるポイントを解説します。

動画の種類別に見る費用相場

製品紹介動画の費用は、主に「どの表現手法を選ぶか」で決まります。
以下は、BtoB向け製品紹介動画でよく使われる手法の相場をまとめた比較表です。

表現手法費用相場尺の目安向いている製品・用途
モーショングラフィックス20万〜60万円60〜90秒SaaS・ITサービスの機能紹介
2Dアニメーション(イラスト)30万〜100万円60〜120秒無形商材・業務フローの説明
3DCGアニメーション80万〜300万円以上30〜90秒機械・部品など内部構造の説明
実写撮影50万〜200万円60〜180秒工場・設備・導入事例の紹介
実写+アニメーション合成80万〜250万円60〜120秒実物と仕組みを両方見せたい製品

BtoB商材は、目に見えない仕組みや複雑な機能を伝える場面が多くあります。
そのため、図解や動きで理解を助けるアニメーションとの相性が良いです。
特に2Dアニメーションは、費用と伝わりやすさのバランスに優れています。
一方、精密機器や産業機械は3DCGで内部構造を見せると効果的です。
ただし3DCGはモデリング工数がかかるため、費用は高めになります。
上記はあくまで目安で、企画内容や制作会社によって金額は前後します。
まずは「何を伝えたいか」を整理し、最適な手法を選ぶことが大切です。

製品紹介動画の費用を左右する5つの要素

同じ表現手法でも、条件によって見積金額は大きく変わります。
主に次の5つの要素が費用に影響します。

1. 動画の尺(長さ)
尺が長くなるほど、絵コンテや作画、編集の工数が増えます。
BtoBの製品紹介動画は、60〜90秒程度が一般的です。
伝えたい情報が多い場合は、複数本に分けるのも一つの方法です。

2. イラスト・キャラクターの新規制作
オリジナルのキャラクターやイラストを作る場合、デザイン費がかかります。
既存の素材やブランドガイドラインがあれば、費用を抑えやすくなります。

3. ナレーション・BGM・効果音
プロのナレーターを起用すると、1本あたり数万〜十数万円が加算されます。
BGMも、既成の音源かオリジナル制作かで金額が変わります。

4. 修正回数と進行スケジュール
修正回数が増えると、その分だけ追加費用が発生することがあります。
短納期の特急対応も、割増料金になるケースが多いです。

5. 多言語対応・複数サイズ展開
海外展示会向けの英語版や、SNS用の縦型版も追加費用の対象です。
最初から展開先を決めておくと、効率よく制作できます。

見積もりを比較するときは、総額だけでなく内訳まで確認しましょう。

費用対効果を高めるためのポイント

製品紹介動画は、安さだけで選ぶと成果につながらないことがあります。
大切なのは、かけた費用に対してどれだけ商談や受注が生まれるかです。
費用対効果を高めるために、次のポイントを押さえておきましょう。

まず、動画の目的とターゲットを明確にすることです。
「展示会で足を止めてもらう」のか「商談で理解を深める」のかで構成は変わります。
目的が曖昧なままだと、修正が増えて費用がかさむ原因になります。

次に、二次利用を前提に企画することです。
1本の動画をWebサイト、営業資料、展示会、SNS広告などで使い回せます。
活用先が増えるほど、1回あたりのコストは下がっていきます。
短尺版やカットアウト素材を同時に作ると、さらに活用の幅が広がります。

そして、BtoB商材の理解が深い制作会社を選ぶことも重要です。
専門的な製品ほど、要点を整理して分かりやすく伝える企画力が問われます。
カプセルメディアでは、スタンダードプラン55,000円(税抜)から制作を承っています。
シナリオ作成からお任せいただく場合は、プレミアムプラン105,000円(税抜)で対応します。
複雑な製品の仕組みも、図解やアニメーションで直感的に伝わる動画に仕上げます。

カプセルメディアの料金プラン(税抜)

プラン料金尺主な内容・条件
ベーシック(お試し)10,000円30秒以内機械音声/原稿はお客様がご用意/1法人につき1回限り
スタンダード55,000円3分以内プロ声優によるナレーション/原稿はお客様がご用意
プレミアム105,000円5分以内シナリオ作成からお任せいただけます

※制作ミスによる修正は、契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。
※料金の詳細は料金ページをご確認ください。

ご予算に合わせた最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。

💡 筆者のひとこと

「相場を調べたら想像より高くて、動画は諦めかけていました」。そんなお声を、ご相談の場で本当によくいただきます。ただ、費用の高い・安いは、その動画が何件の商談を生むかで見え方がまったく変わります。金額だけで判断する前に、まず「何のための動画か」を一緒に整理させてください。

BtoB製品紹介動画の選び方・ポイント・注意点

BtoB製品紹介動画の選び方と注意点を確認するイメージ

BtoBの製品紹介動画は、制作会社の選び方ひとつで成果が大きく変わります。
ここでは、依頼前に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
まずは、制作会社を比較するときのチェックリストを確認しておきましょう。

チェック項目確認するポイント
商材理解力自社と近い業界の実績があるか/ヒアリングで顧客課題や競合まで質問してくれるか
表現手法の提案力製品特性と活用シーンに合った手法(実写・アニメーション)を提案してくれるか
見積もりの内訳企画構成・シナリオ・デザイン・ナレーション・BGMが含まれているか
修正条件修正の上限回数や、追加費用が発生する条件が明確か
納品条件納品データの形式や二次利用の範囲が決まっているか

BtoB商材への理解力と制作実績を確認する

BtoBの製品紹介動画では、商材への理解が品質を大きく左右します。
BtoB商材は仕組みが複雑で、導入までの検討期間も長い傾向にあります。
そのため、専門的な内容を正しく理解し、わかりやすく伝える力が欠かせません。

制作会社を選ぶ際は、まず自社と近い業界の制作実績があるかを確認しましょう。
SaaSや製造業、医療機器など、業界ごとに伝え方のコツは異なります。
近い業界の実績があれば、専門用語の扱いや訴求の勘所をすでに把握しています。

また、実績を見る際は映像の見た目だけで判断しないことが大切です。
「誰に向けて、何を伝え、どんな成果につながったか」まで確認してください。

ヒアリングの質も、商材理解力を見極める重要なポイントです。
優れた制作会社は、製品の強みだけでなく、顧客の課題や競合との違いまで質問します。
打ち合わせで的確な質問が多い会社は、訴求の軸をぶらさずに動画を設計できます。
反対に、要望をそのまま映像にするだけの会社では、成果につながりにくいでしょう。
初回の打ち合わせでは、担当者の質問内容にもぜひ注目してみてください。

製品の特性と活用シーンに合った表現手法を選ぶ

製品紹介動画には、実写やアニメーションなど複数の表現手法があります。
どの手法が最適かは、製品の特性と動画の目的によって変わります。

実写は、機械や設備など「実物」の質感や動きを伝えたい場合に向いています。
一方、SaaSやITサービスのような形のない商材は、実写だと魅力が伝わりにくいです。
こうした無形商材には、アニメーションが効果的です。
アニメーションなら、データの流れや内部の仕組みなど目に見えないものを図解できます。
製品のアップデートに合わせて、一部だけを修正しやすい点もメリットです。
撮影が不要なため、ロケや出演者の手配にかかるコストも抑えられます。

さらに、動画の使い道を事前に決めておくことも重要です。
代表的な使い道は、展示会での放映、営業資料への埋め込み、Webサイトへの掲載です。
展示会なら音声なしでも伝わる構成、商談用なら説明を重視した構成が適しています。
尺や画面比率も、配信先によって最適な設定が異なります。
制作会社には、目的と活用シーンまで含めて相談するとよいでしょう。

費用の内訳・修正範囲・納品条件を事前に確認する

製品紹介動画の費用は、制作会社や内容によって大きく異なります。
見積もりを比較する際は、総額だけでなく内訳まで確認することが大切です。
企画構成、シナリオ、デザイン、ナレーション、BGMなどが含まれるかを見ましょう。
一見安く見えても、ナレーションや修正が別料金になっているケースがあります。

特に注意したいのが、修正回数と修正範囲の取り決めです。
BtoBの動画では、営業部門や開発部門など複数の部署が確認に関わります。
そのため、想定以上に修正が発生しやすい傾向があります。
修正の上限回数や、追加費用が発生する条件は契約前に必ず確認してください。

納期にも余裕を持たせることが大切です。
展示会や製品リリースに合わせる場合は、日程から逆算して早めに依頼しましょう。

加えて、納品データの形式や二次利用の範囲も確認しておくと安心です。
SNS用の短尺版を作るときも、元データがあればスムーズに対応できます。
長く動画を活用するためにも、納品後の対応まで見据えて制作会社を選びましょう。

💡 筆者のひとこと

打ち合わせで「で、結局お客さまは何に困っているんですか?」と何度も聞いてしまうのは、正直なところ私たちのクセです。しつこいと思われるかもしれませんが、この問いにきちんと答えが出たとき、動画は見違えるほど伝わるものになります。制作会社を選ぶときは、ぜひ「どれだけ質問してくるか」を見てみてください。

製品紹介動画をBtoBで活用するメリット・効果・成果

製品紹介動画を商談で活用して成果につなげるイメージ

BtoB向けの製品紹介動画は、営業やマーケティングの成果向上につながります。
ここでは、導入によって得られる代表的なメリットを3つ紹介します。
それぞれ試算例の数字を使って、効果のイメージを解説します。

複雑な製品の理解が早まり、商談化率が高まる

BtoB商材は、仕組みや導入効果が目に見えにくいものが多いです。
テキストや資料だけでは、魅力が伝わりきらないことも少なくありません。
アニメーション動画なら、見えない仕組みを図解やキャラクターで表現できます。
たとえば、クラウドサービス内のデータの流れも直感的に示せます。

日本語ナレーションは、1分間に約300字が聞きやすい速さとされています。
90秒の動画なら、約450字分の情報を映像と一緒に届けられます。
文字を読む負担がないため、忙しい決裁者にも最後まで見てもらいやすいです。

動画を見た見込み客は、製品の基礎知識を持った状態で商談に臨みます。
その結果、「思っていた製品と違った」という理由の失注を減らせます。
仮に、問い合わせから商談への移行率が20%から30%に上がったとします。
月50件の問い合わせがあれば、商談数は10件から15件に増えます。
年間では60件の商談が上乗せされる計算です。
このように、理解のスピードが上がることは成果にもつながります。

営業工数を削減し、説明品質のばらつきをなくせる

営業担当者の説明品質は、経験やスキルによって差が出がちです。
新人とベテランでは、同じ製品でも伝わり方が大きく異なります。
製品紹介動画を使えば、誰が担当しても同じ品質の説明を届けられます。

営業工数の削減効果も見逃せません。
初回商談で、製品説明に15分かかっているとします。
月40件の商談なら、説明だけで毎月10時間を使っている計算です。
事前に動画を送れば、この時間の大半をヒアリングや提案に回せます。
年間では約120時間となり、1日8時間換算で15営業日分に相当します。
営業担当が5名いれば、年間600時間もの時間を生み出せます。

さらに、動画は新人研修の教材としても活用できます。
製品知識を短時間で身につけられるため、立ち上がりが早くなります。
担当者の異動や退職があっても、説明のノウハウが資産として残ります。
属人化しやすい営業活動を仕組み化できる点も、大きなメリットです。

一度の制作で多チャネルに展開でき、費用対効果が高い

製品紹介動画は、一度作れば多くの場面で繰り返し使えます。
主な活用先は、次のとおりです。

  • Webサイトやサービスページ
  • 展示会ブースでのループ再生
  • ウェビナーやオンライン商談
  • メールマガジンやインサイドセールスのフォロー
  • SNS広告や動画プラットフォーム

費用対効果を具体的に考えてみましょう。
制作費100万円の動画を3年間使うと、1年あたり約33万円です。
月額に直すと約2.8万円で、24時間働く営業ツールを持てる計算です。

展示会でも力を発揮します。
3日間の展示会で1日8時間流せば、合計24時間分の説明を無人で行えます。
90秒の動画なら、約960回分の製品説明に相当します。
スタッフは、関心を示した来場者との会話に集中できます。

アニメーションは、実写と違い撮影や出演者の手配が不要です。
製品のアップデート時も、該当パーツだけを修正して対応できます。
15秒・30秒・90秒など、用途別に尺を変えて展開するのも効果的です。
長く使える資産として、高い投資対効果が期待できます。

💡 筆者のひとこと

「動画を先に送っておいたら、商談が本題から始まった」。お客さまからこう聞けたときが、私たちにとって一番うれしい瞬間です。営業担当の方が同じ説明を何十回も繰り返す負担は、外からは見えにくいものです。その時間を、お客さまと向き合う時間に変えるお手伝いができればと思っています。

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製品紹介動画(BtoB)の業種別活用例

製品紹介動画の業種別活用例のイメージ

BtoBの製品紹介動画は、業種によって効果の出る場面が大きく異なります。
ここでは代表的な3つの業種を取り上げ、想定例をもとに活用方法のポイントを解説します。
自社の商材に近い事例を参考に、動画の使い道を具体的にイメージしてみてください。

SaaS・ITサービス:形のない機能を「見える化」して商談につなげる

SaaSやクラウドサービスは、形のない商材であることが大きな課題です。
機能一覧や画面キャプチャだけでは、導入後の姿を想像しにくいためです。
たとえば、勤怠管理システムを提供する企業の例を考えてみましょう。
営業資料では機能の多さは伝わるものの、「何が楽になるのか」が曖昧でした。
そこで動画では、月末の集計作業に追われる担当者の姿をまず描きます。
続いて、ツール導入後はワンクリックで集計が終わる場面を対比させます。
課題と解決を90秒ほどにまとめ、導入効果を直感的に伝える構成です。
完成した動画は、LPのファーストビューや営業メールに組み込みます。
資料を読む前に全体像がつかめるため、商談前の理解度が高まります。
その結果、商談の場で基本的な説明を繰り返す手間も減らせます。
また、アニメーションはUIの変更があっても部分的な修正で対応できます。
実写のように撮り直す必要がなく、アップデートの多いSaaSと相性が良いのです。
展示会やウェビナーの冒頭で流すなど、一本の動画を多くの場面で使い回せます。

製造業・産業機械:内部構造と技術力をわかりやすく伝える

製造業の製品は、強みが外から見えない部分に隠れていることが多くあります。
精密な内部構造や独自の加工技術は、写真や図面だけでは伝わりにくいものです。
たとえば、工場向けの省エネ型コンプレッサーを扱うメーカーの例です。
従来は技術資料が中心で、専門知識のない決裁者には価値が伝わりませんでした。
そこで、機械の内部を透過させたアニメーションで空気の流れを表現します。
さらに、エネルギーの無駄が減る仕組みをグラフと動きで示していきます。
現場の技術者だけでなく、経営層にもコスト削減効果が伝わる内容です。
アニメーションなら、実際には撮影できない内部の動きも自由に描けます。
大型設備を撮影現場に持ち込む必要がない点も、製造業には大きな利点です。
完成した動画は、展示会ブースのモニターで繰り返し放映します。
通りがかった来場者の足を止め、ブースへ誘導するきっかけになります。
加えて、海外向けにはナレーションや字幕を差し替えるだけで展開できます。
言葉の壁を越えて技術力を伝えられるため、海外営業の強い武器になります。

医療機器・ヘルスケア:専門性の高い製品を正確に伝える

医療機器やヘルスケア製品は、正確さと信頼性が特に求められる分野です。
一方で、専門用語が多く、説明が難しくなりやすいという課題があります。
たとえば、病院向けの検査機器を販売するメーカーの例を見てみましょう。
営業担当者ごとに説明の質がばらつき、製品の魅力を伝えきれていませんでした。
そこで、検査の手順と機器の仕組みをアニメーションで整理して描きます。
体内の様子や細胞レベルの反応など、撮影できない映像も表現できます。
実写では生々しくなりがちな医療の描写も、やわらかい印象で伝えられます。
患者の個人情報や院内の撮影許可を気にしなくてよい点もメリットです。
完成した動画は、営業担当者がタブレットで医師に見せる形で活用します。
説明内容が統一されるため、誰が説明しても一定の品質を保てます。
また、導入後の操作研修用として、看護師や技師向けに展開する方法もあります。
一本の動画が営業と導入支援の両方で役立ち、費用対効果が高まります。
なお、医療分野では表現に関する法規制へ配慮した構成が欠かせません。
監修者の確認を前提に、正確さと伝わりやすさを両立させることが大切です。

💡 筆者のひとこと

業種が違っても、根っこにある悩みは驚くほど似ています。「うちの製品、本当はすごいのに伝わらないんです」という一言です。その「本当はすごい」を掘り起こして形にするのが、この仕事の醍醐味だと感じています。

製品紹介動画(BtoB)の制作の流れ・手順

製品紹介動画の制作の流れのイメージ

BtoB向けの製品紹介動画は、大きく3つのステップで制作を進めます。各工程で決めることを事前に知っておくと、社内調整もスムーズに進みます。ここでは、アニメーション動画の制作を例に、具体的な流れを解説します。

製品紹介動画ができるまで(全体像)

ステップ主な作業この段階で決めること
STEP1
ヒアリング・企画設計
製品の強みの整理、ターゲット・活用シーンの明確化、企画書作成目的・ターゲット・尺・納期・予算
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STEP2
シナリオ・絵コンテ・デザイン
台本作成、画面構成の設計、キャラクター・配色の決定伝える内容と順番、画面のイメージ
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STEP3
アニメーション制作・収録・納品
映像制作、ナレーション収録、BGM・効果音、試写・修正最終的な表現、納品形式・サイズ

ステップ1:ヒアリング・企画設計

最初のステップは、ヒアリングと企画設計です。動画の成否は、この段階でほぼ決まるといっても過言ではありません。

まず、製品の特徴や強みを詳しくお伺いします。あわせて「誰に・何を・どう伝えるか」を整理します。BtoBでは、視聴者が決裁者か現場担当者かで伝えるべき点が変わります。決裁者には、コスト削減や投資対効果が響きやすいです。一方、現場担当者には、操作のしやすさや業務改善の具体像が重要です。

次に、動画の活用シーンを明確にします。展示会で流すのか、商談で見せるのか、Webサイトに載せるのかを決めます。活用シーンによって、最適な尺や音声の有無が異なるためです。たとえば展示会用なら、音声なしでも伝わる字幕中心の構成が向いています。商談用なら、営業トークを補う2〜3分程度の説明型が効果的です。

最後に、目的・ターゲット・尺・納期・予算をまとめた企画書を作成します。関係者間で認識をそろえておくことで、後工程での手戻りを防げます。

ステップ2:シナリオ・絵コンテ・デザイン制作

企画が固まったら、シナリオと絵コンテの制作に進みます。シナリオとは、ナレーションやテロップの原稿となる台本です。

BtoBの製品紹介動画では、専門用語の扱いに注意が必要です。業界内で通じる言葉でも、初めて見る人には伝わらないことがあります。ターゲットの知識レベルに合わせて、言葉を選ぶことが大切です。

構成は「課題提示→解決策→導入効果→行動喚起」の流れが基本です。視聴者が抱える課題から入ると、自分ごととして見てもらいやすくなります。

シナリオが決まったら、絵コンテを作成します。絵コンテとは、各シーンの画面構成や動きを描いた設計図です。完成イメージを事前に共有できるため、認識のズレを防げます。

並行して、キャラクターや配色などのデザインも固めていきます。コーポレートカラーやロゴを反映し、ブランドイメージとの統一を図ります。この段階での修正は、アニメーション制作後に比べて負担が小さく済みます。気になる点は遠慮なく伝え、ここでしっかり固めておきましょう。

ステップ3:アニメーション制作・ナレーション収録・納品

絵コンテとデザインが確定したら、いよいよアニメーション制作です。静止画のデザインに動きをつけ、映像として仕上げていきます。

アニメーションの強みは、目に見えない仕組みを可視化できる点です。クラウド上のデータの流れや、機械内部の構造なども表現できます。実写では撮影が難しい内容も、直感的に理解してもらえます。

映像と並行して、ナレーション収録やBGM・効果音の選定を行います。ナレーターの声質は、製品のイメージに合わせて選ぶことが大切です。信頼感を重視するなら落ち着いた声、親しみやすさなら明るい声が合います。

映像が完成したら、試写版をご確認いただきます。テロップの誤字や製品情報の正確さは、社内の担当部署とも確認しましょう。修正内容を反映し、最終チェックを経て納品となります。

納品時には、用途に合わせたファイル形式やサイズで書き出します。展示会用の横長版とSNS用の縦長版など、複数の形式を用意すると活用の幅が広がります。公開後は再生データを分析し、改善につなげることも成果を高めるポイントです。

💡 筆者のひとこと

初めて動画を依頼される方ほど、「何も決まっていなくて申し訳ない」とおっしゃいます。でも、それでまったく問題ありません。ステップ1のヒアリングは、まさにその「決まっていないこと」を一緒に言葉にしていく時間です。肩の力を抜いてお話しいただければ十分です。

製品紹介動画は外注と内製どちらが良い?費用・品質・スピードで比較

製品紹介動画の外注と内製を比較するイメージ

BtoBの製品紹介動画を作るとき、外注と内製のどちらにするかで悩む企業は多いです。
それぞれに強みと弱みがあるため、目的や社内の体制に合わせて選ぶことが大切です。
まずは主な違いを表で確認しましょう。

比較項目外注(制作会社)内製(社内制作)
費用1本あたり数十万〜数百万円が目安主に人件費・ツール代
品質プロ水準で安定している担当者のスキル次第
制作期間1〜3か月程度が一般的社内の人手次第で変わる
修正の柔軟さ回数・範囲は契約内容による必要なときにすぐ直せる
ノウハウの蓄積社内に残りにくい社内に蓄積される
社内の負担打ち合わせ・確認が中心企画から編集まですべて
向いている動画ブランド訴求・アニメーション操作説明・短尺の更新動画

外注のメリット・デメリット

製品紹介動画を外注する最大のメリットは、品質の高さです。
制作会社には、構成・脚本・デザイン・アニメーションの専門家がそろっています。
BtoB製品は仕組みが複雑で、言葉だけでは伝わりにくいものです。
プロは情報を整理し、視聴者が理解しやすい流れに組み立てます。
特にアニメーションなら、目に見えない機能やデータの流れも表現できます。
SaaSや産業機器など、撮影が難しい製品と相性が良い手法です。

また、社内の担当者が本来の業務に集中できる点も見逃せません。
第三者の視点で、自社の強みを言葉にしてもらえるのも利点です。
社内では当たり前すぎて気づかない価値を、発見できることもあります。

一方で、デメリットは費用がかかることです。
アニメーション動画の場合、1本あたり数十万〜数百万円が目安です。
また、発注から納品まで1〜3か月ほどかかるのが一般的です。
製品知識を共有する打ち合わせにも、一定の工数が必要になります。
制作会社を選ぶときは、BtoBの実績と提案力を必ず確認しましょう。
修正回数や追加費用の条件も、契約前に確かめておくと安心です。

内製のメリット・デメリット

内製のメリットは、コストを抑えやすいことです。
外部への支払いがなく、主な費用は人件費とツール代になります。
Canvaや動画編集ソフトを使えば、簡単な動画は社内でも作れます。

製品のアップデートに合わせて、すぐに修正できる点も強みです。
仕様変更の多いSaaSでは、この柔軟さが大きな武器になります。
さらに、制作を重ねるほど社内にノウハウがたまっていきます。
製品を最もよく知る社員が作るため、情報の正確さも保ちやすいです。

一方で、品質が担当者のスキルに左右される点が課題です。
構成・デザイン・ナレーションまで一人でこなすのは簡単ではありません。
その結果、情報を詰め込みすぎた「伝わらない動画」になりがちです。
見た目の完成度が低いと、製品や企業の信頼感を下げる恐れもあります。

また、見落としがちなのが目に見えないコストです。
担当者が制作に数週間を費やせば、その分の人件費がかかります。
機材やソフトの購入費、操作を覚える時間も考える必要があります。
トータルで見ると、外注より高くつくケースも少なくありません。

失敗しない選び方は「目的別の使い分け」

外注と内製のどちらが良いかは、動画の目的で判断しましょう。
判断のポイントは、主に次の3つです。

  • 動画の役割:ブランドや製品の価値を伝えるなら外注が向いています
  • 更新頻度:頻繁に作り直す動画なら内製が向いています
  • 社内リソース:制作に割ける人員とスキルがあるかを確認しましょう

おすすめは、外注と内製を組み合わせる「ハイブリッド型」です。
たとえば、製品の世界観を伝えるメイン動画はプロに外注します。
展示会やWebサイトのトップで流す動画は、企業の顔になるからです。
一方、操作マニュアルや新機能の紹介は内製で素早く作ります。
外注時にイラスト素材やデザインルールを受け取っておきましょう。
それらを活用すれば、内製動画の質とブランドの統一感も高まります。

カプセルメディアでは、BtoB製品の紹介アニメーションを制作しています。
複雑な製品の魅力をわかりやすく伝えるため、構成からご提案します。
外注か内製かで迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。

💡 筆者のひとこと

制作会社の立場で言うのも何ですが、すべてを外注する必要はないと本気で思っています。社内で素早く作れる動画は内製し、ここぞという1本だけプロに任せる。そんな使い分けのご相談も大歓迎です。

よくある質問(FAQ)

Q1. BtoBの製品紹介動画は、実写とアニメーションのどちらがよいですか?

目に見えない仕組みや機能を伝えるなら、アニメーションが向いています。SaaSやITサービスでも、データの流れや業務の変化を図解のように表現できるからです。撮影が不要で、製品のアップデート時に該当部分だけを直しやすい点も魅力です。一方、工場設備など実物の迫力を見せたい場合は実写が有効です。目的に応じて使い分けましょう。

Q2. 動画の長さはどれくらいが適切ですか?

用途によって変わります。Web広告やSNSで認知を広げるなら15〜30秒程度、LPやサービスサイトでの概要説明なら60〜90秒ほどが目安です。商談や展示会で詳しく説明する場合は、2〜3分程度でも問題ありません。大切なのは、伝えたいメッセージを1つに絞り、情報を詰め込みすぎないことです。

Q3. 制作を依頼する前に、何を準備すればよいですか?

まずは「誰に」「何を伝え」「どう行動してほしいか」を整理しましょう。製品資料や営業用スライド、ロゴデータ、参考にしたい動画のURLがあるとスムーズです。すべてが固まっていなくても問題ありません。構成づくりの段階から、制作会社と一緒に整理していくことも可能です。

Q4. 完成した動画はどのように活用すればよいですか?

1本の動画を複数の場面で使い回すのが効果的です。サービスサイトやLPへの掲載、商談冒頭での上映、展示会ブースやウェビナーでの放映、メール営業へのリンク添付などに活用できます。短く切り出してSNS広告に使えば、認知拡大にも役立ちます。

Q5. 動画の効果はどのように測定すればよいですか?

掲載場所ごとに確認する指標を決めておくことが大切です。LPなら動画設置前後の問い合わせ率や滞在時間、YouTubeやSNSなら再生回数と視聴維持率を確認します。営業現場では、商談化率や受注までの期間の変化も参考になります。数字と現場の声の両方から判断しましょう。

Q6. カプセルメディアに依頼した場合の費用はいくらですか?

スタンダードプラン(3分以内・プロ声優ナレーション)が55,000円、シナリオ作成からお任せいただけるプレミアムプラン(5分以内)が105,000円です(いずれも税抜)。お試し用のベーシックプラン(30秒以内・機械音声)は1万円(税抜)で、1法人につき1回限りご利用いただけます。ご相談・お見積もりは無料です。

Q7. 制作後に修正が必要になった場合はどうなりますか?

カプセルメディアでは、制作ミスによる修正は契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。なお、修正回数の上限や追加費用の条件は制作会社によって異なります。他社と比較する際も、契約前に修正の範囲と条件を必ず確認しておきましょう。

カプセルメディアのご紹介

カプセルメディアでは、単なる動画制作に留まらず、「伝えるべき価値」を深掘りする企画設計から、成果を見据えた運用サポートまで、一貫してご提供しています。

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サービス紹介動画に少しでもご興味があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

BtoBの製品紹介動画は、複雑な製品やサービスの価値を短時間で伝えられる強力なツールです。成果を出すためのポイントは、次の3つでした。

  • ターゲットと伝えたいメッセージを1つに絞る
  • 用途や掲載場所に合わせて、動画の長さと表現手法を決める
  • 公開後は指標を測定し、改善を続ける

ここまで読んでくださった方は、きっと「自社製品の魅力が伝わっていない」という課題を、本気で解決したいと考えているはずです。

一つだけ、お伝えさせてください。製品の価値が伝わらないまま過ぎていく毎日は、競合に比較検討の席を譲り続けている毎日でもあります。一方で、製品紹介動画は完成したその日から、Webサイトでも展示会でも商談でも、24時間休まず製品の魅力を語り続けてくれます。始めるのが早いほど、動画が働く時間は長くなります。

「いきなり本格的な制作を頼むのは不安」という方は、お試し用のベーシックプランから始めてみてください。1万円(税抜)で、30秒以内のアニメーション動画の制作を体験いただけます(ナレーションは機械音声、原稿はお客様にご用意いただきます。ご利用は1法人につき1回限りです)。最短2営業日で納品できるため、社内の反応や効果をすぐに確かめられます。

本格的に取り組む場合は、プロ声優がナレーションを担当するスタンダードプラン(3分以内・55,000円/税抜)、シナリオ作成からお任せいただけるプレミアムプラン(5分以内・105,000円/税抜)をご用意しています。制作ミスによる修正は、契約期間内であれば無料・回数無制限で対応します。

カプセルメディアは、これまで300社以上の動画制作を支援してきました。「何から始めればよいかわからない」「予算内で何ができるか知りたい」という段階でのご相談こそ、私たちの得意分野です。料金の詳細は料金ページでもご確認いただけます。

ご相談・お見積もりは無料です(受付時間:09:00〜18:00/土日祝除く)。まずは貴社の製品について、お話を聞かせてください。「伝わらない」を「選ばれる」に変える一歩を、今日ここから一緒に踏み出しましょう。

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この記事の監修者
内藤昌和(カプセルメディア代表)
内藤昌和(カプセルメディア代表)
カプセルメディア代表。年間100本以上のアニメーション動画制作・コンテンツ制作を行なっているアニメーション動画制作の専門家。主に企業向けのアニメーション動画広告やSNS動画も得意としており、上場企業から中小・スタートアップ企業まで、幅広い業界の動画提供している。