最終更新:2026年5月31日
- 1 【2026年最新】動画制作に補助金は使える?申請前に知るべき「制度の今」
- 2 【3分早見表】動画制作で使える補助金3制度+αの結論
- 3 動画制作の補助金で9割が誤解する「対象経費」の落とし穴と勘所
- 4 【2026年最新】動画制作に使える主要補助金を徹底比較|上限額・補助率・対象経費
- 5 デジタル化・AI導入補助金(旧・IT導入補助金)で動画制作はどこまで対象になるか
- 6 中小企業新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金)を動画施策に活かす2026年の正攻法
- 7 ものづくり補助金グローバル枠で海外向けPR動画を作る方法【2026年・最大3,000万円】
- 8 見落としがちな「自治体の補助金・助成金」も動画制作に使える
- 9 補助金を使った動画制作は「外注・内製・ハイブリッド」どれが正解か
- 10 失敗しない動画制作補助金の申請ロードマップ4ステップと外注先チェックリスト
- 11 採択率の目安と、審査に通る事業計画書の書き方【動画施策版】
- 12 【モデルケース】動画×補助金の活用パターン3選|目的別の組み立て方
- 13 動画制作の補助金に関するよくある質問【2026年版FAQ】
- 14 まとめ|2026年は「目的→制度→動画」の順で設計すれば動画制作費は補助できる
- 15 📝 この記事の著者・更新履歴
- 16 🎬 カプセルメディアのご紹介|補助金を活かした動画制作のパートナーへ
【2026年最新】動画制作に補助金は使える?申請前に知るべき「制度の今」
結論から言うと、動画制作費そのものを直接1/2〜2/3カバーできる補助金は限られますが、「ITツール導入」「新規事業」「海外PR」という切り口で設計すれば、IT導入補助金(現・デジタル化・AI導入補助金)/事業再構築補助金(現・中小企業新事業進出補助金)/ものづくり補助金は十分に動画施策へ活用できます。ただし2026年は3制度とも名称・要件が大きく動いた“過渡期”で、古い情報のまま申請すると確実に弾かれます。
「PR動画を作りたいけど、数十万〜数百万円の外注費が重い」「補助金が使えるらしいが、どれが自社に合うのか分からない」——動画制作の外注を検討するマーケ・広報・経営企画のご担当者から、最も多くいただくお悩みです。補助金は「難しそう」「うちは対象外かも」と誤解されがちですが、正しく設計すれば動画投資のリスクを大きく下げられます。
この記事では、動画マーケティングの現場で多くの企業の動画施策に伴走してきた立場から、2026年時点で本当に使える補助金3制度+αの最新情報・対象経費の線引き・申請の勘所を、コードエディターに貼るだけの読みやすさで整理します。なお、制度内容は3カ月単位で変わるため、申請前には必ず各事務局の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。
💡 筆者のひとこと:補助金は「動画を作るための制度」ではなく「事業課題を解決するための制度」です。申請書で“動画を作りたい”と書くと落ちます。“この事業目標のために、この動画が必要”という順番で語れるかが、採択の分かれ目だと現場で痛感しています。
【3分早見表】動画制作で使える補助金3制度+αの結論
忙しい方向けに、2026年版の結論を先出しします。動画の外注費を最も素直に補助できるのは「小規模事業者持続化補助金」、内製化のソフト導入なら「デジタル化・AI導入補助金」、海外向けPR動画なら「ものづくり補助金グローバル枠」という住み分けが基本線です。
🔵 まず押さえたい大原則
「動画制作費は単独では通りにくく、広報費・外注費・ITツール導入費など“事業目的に紐づく費目”として申請するのが鉄則」——これは補助金を動画に活用するうえで最初に押さえるべき最重要ポイントです。
🟣 動画外注を検討中のあなたへ
「補助金は手続きが面倒そう」と感じても大丈夫。制作会社が事業計画の“動画パート”を一緒に設計するケースは一般的です。制度選びさえ間違えなければ、自己負担を1/3〜1/2に圧縮できる可能性があります。
🟢 補助金活用のベネフィット
① 制作投資リスクを軽減できる ② 予算の壁で諦めていたプロ品質の動画に手が届く ③ 事業計画として動画を位置づけることで、社内の合意形成や効果測定の精度も上がる。
🟠 2026年の制度改編にご注意
動画×補助金の情報は、古い制度名のまま語られていることが少なくありません。「事業再構築補助金は終了→新事業進出補助金へ」「IT導入補助金→デジタル化・AI導入補助金へ」という2026年の最新改編を踏まえ、申請前には必ず現行の制度名・要件をご確認ください。
🟡 豆知識
「補助金」は原則“後払い(精算払い)”。交付決定後にいったん自社で全額を立て替え、実績報告後に振り込まれます。資金繰りの計画は必須です。
(広報費・ウェブサイト関連費)
(動画編集ソフト等の導入費)
(広告宣伝・販売促進費)
💡 筆者のひとこと:早見表だけ見て「持続化補助金が一番ラクそう」と決めるのは早計です。補助上限が小さい制度は、大型の動画プロジェクトには物足りないことも。次章の比較表で“規模感”まで見てから判断してください。
動画制作の補助金で9割が誤解する「対象経費」の落とし穴と勘所
最大の落とし穴は「動画制作費」という費目が、ほとんどの補助金にそのまま存在しないことです。補助金とは、国が定めた“対象経費”の枠に当てはめて初めて補助されるもの。動画は「広報費」「外注費」「ウェブサイト関連費」「広告宣伝・販売促進費」などに読み替えて申請します。この“翻訳”を誤ると、せっかくの計画も対象外で減額・不採択になります。
補助金とは、国や自治体が政策目的(生産性向上・販路開拓・新事業創出など)の達成を後押しするために、事業費の一部を給付する返済不要の資金です。一方で助成金は要件を満たせば原則受給できるのに対し、補助金は審査・採択を伴う点が大きな違いです。動画制作費を補助対象として認めさせる条件は、現場感覚で言えば次の2つに集約されます。
- 事業活動に直接結びついていること(例:採用強化のための採用動画、新商品の販路開拓のための紹介動画)
- その補助金の制度目的に合致していること(販路開拓・生産性向上・海外展開・新事業など、制度ごとのゴールと一致しているか)
逆に、有料配信・広告収益そのものを目的とした動画や、補助事業期間内に公開されなかった動画は対象外とされるのが一般的です。「とりあえず会社紹介動画を」ではなく、「このKPIを達成するために、この動画が手段として必要だ」という論理構成こそが、採択率を大きく左右します。
⚠️ 警告:制度ごとに「いつ契約・発注したか」が厳格に問われます。交付決定前に発注・契約・支払いした経費は、原則すべて対象外です。「先に動画を作り始めてしまった」は最も多い失格パターン。必ず交付決定→発注の順を守ってください。
💡 筆者のひとこと:料理に例えるなら、補助金は「レシピ(公募要領)通りに作らないと評価されないコンテスト」です。どれだけ美味しい動画(成果物)でも、指定の食材(対象経費)と手順(申請フロー)を外すと審査テーブルにすら乗りません。
【2026年最新】動画制作に使える主要補助金を徹底比較|上限額・補助率・対象経費
2026年に動画施策で検討すべき主要補助金は、次の4制度です。「事業再構築補助金」と「IT導入補助金」はどちらも2026年に名称・制度が変わっているため、古い名前で検索した情報をそのまま使わないよう注意してください。まずは全体像を表で押さえましょう。
| 制度名(2026年の正式名) | 補助上限/補助率 | 動画での主な使い方 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 通常枠50万円〜(特例で最大250万円)/2/3 | 広報費・ウェブサイト関連費としてPR動画。ただしウェブサイト関連費は補助金申請額の1/4まで | 小規模事業者(販路開拓) |
| デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金) | 通常枠5万円〜450万円/1/2以内(条件で2/3) | 動画編集ソフト等の登録ITツール導入費=内製化。外注制作費は原則対象外 | 動画を内製化したい中小企業 |
| 中小企業新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金) | 750万円〜最大9,000万円/1/2(条件で2/3) | 新分野進出に伴う設備投資が中心。新規事業のPR動画を計画の一部として計上できる場合がある | 新規事業・新分野へ挑戦する中小企業 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 最大3,000万円(特例4,000万円)/1/2〜2/3 | 海外市場開拓向けPR動画を「広告宣伝・販売促進費」として計上可能 | 海外展開・輸出に取り組む中小企業 |
💡 筆者のひとこと:上限額が大きい制度ほど“動画は脇役”です。新事業進出・ものづくりは設備投資が主役で、動画はあくまで計画の一部。「動画のために大型補助金を取る」のは順番が逆で、まず通りません。
デジタル化・AI導入補助金(旧・IT導入補助金)で動画制作はどこまで対象になるか
デジタル化・AI導入補助金で対象になるのは「動画制作の外注費」ではなく、動画編集ソフトなど“事務局に登録されたITツールの導入費”です。つまり「プロに作ってもらう費用」ではなく「自社で作れるようにするためのソフト・クラウド費用」が補助される、内製化支援の制度だと理解してください。
デジタル化・AI導入補助金とは、2026年度からIT導入補助金が名称変更された制度で、中小企業・小規模事業者の労働生産性向上を目的に、ITツール(ソフトウェア・クラウドサービス等)の導入費用を支援するものです。通常枠の補助額は、業務プロセス1〜3つで5万円〜150万円未満、4つ以上で150万円〜450万円以下、補助率は1/2以内(一定の賃金要件等を満たすと2/3、小規模事業者向けには最大4/5の枠も設計)。クラウド利用料は最大2年分、導入後の保守・活用支援費まで対象が広がったのが2026年の特徴です。
動画文脈での王道は「採用動画・商品紹介動画を内製化するために動画編集・デザイン系の登録ITツールを導入する」パターン。導入後に制作効率や採用業務の生産性がどう上がるか、定量的な効果まで示せるかが採択のカギです。なお、リースは対象外、買い取り型ソフトの法定耐用年数未満での処分は返還対象になる点に注意。最新の対象ツールはデジタル化・AI導入補助金2026 公式サイトのITツール検索で確認できます。
💡 筆者のひとこと:裏TIPSとして、デジタル化・AI導入補助金は「外注で1本作って終わり」より「継続的に動画を量産したい」企業と相性抜群です。内製ラインを補助金で立ち上げ、難しい企画だけプロに外注する“ハイブリッド”が費用対効果の高い王道だと感じています。
中小企業新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金)を動画施策に活かす2026年の正攻法
事業再構築補助金は第13回公募(2025年3月締切)で新規募集を終了し、後継として「中小企業新事業進出補助金」が2025年度から始まっています。これから新規申請を考えるなら、検討すべきは事業再構築補助金ではなく新事業進出補助金です。動画は“主役”ではなく、新規事業の立ち上げに伴う販促・周知の一手段として計画に組み込むのが正攻法です。
中小企業新事業進出補助金とは、既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等を支援する制度で、コロナ禍の事業再構築補助金の精神を引き継ぐ後継制度です。補助上限は従業員規模により2,500万円〜7,000万円(大幅賃上げ特例適用で最大9,000万円)、補助下限750万円、補助率1/2(特例で2/3)。付加価値額や給与支給総額の年平均成長率など、複数の基本要件を満たす3〜5年の事業計画が前提です。第4回公募は2026年6月19日締切と案内されています。
動画の位置づけとしては、新事業の認知獲得・販路開拓のためのブランディング動画やサービス紹介動画を、事業計画の販促施策として組み込む形が現実的です。ただし本制度の主軸はあくまで設備投資。動画単体での申請は不可で、「新事業の売上計画を実現する手段」として論理的に接続できるかが問われます。2026年度後半には、ものづくり補助金・省力化投資補助金との統合再編も予定されており、制度の流動性が高い点も押さえておきましょう。詳細は中小企業新事業進出補助金 公式サイトを確認してください。
新規募集を終了
第4回締切:2026年6月19日
💡 筆者のひとこと:この制度は“動画を作りたい企業”より“新事業に挑む企業”のもの。健康診断に例えるなら、動画は「治療方針の一部の処方箋」であって、診断書(事業計画)そのものではありません。本気で取るなら認定支援機関や専門家と組むのが現実的です。
ものづくり補助金グローバル枠で海外向けPR動画を作る方法【2026年・最大3,000万円】
ものづくり補助金で動画(広告宣伝・販売促進費)が明確に対象になるのは「グローバル枠」だけです。国内向けの一般的な広告動画は対象外で、海外市場開拓・輸出・インバウンド対応を目的としたPR動画が対象になります。英語字幕付き製品紹介動画などが典型例です。
ものづくり補助金とは、正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」で、中小企業の革新的な製品・サービス開発や生産プロセス改善に必要な設備投資等を支援する国内最大級の制度です。2026年は第22次・第23次公募が実施され(第23次は2026年5月8日締切)、製品・サービス高付加価値化枠は最大2,500万円・補助率1/2(小規模2/3)、グローバル枠は最大3,000万円(特例で4,000万円)。グローバル枠では機械装置・システム構築費(必須)に加え、海外旅費・通訳翻訳費・広告宣伝・販売促進費が対象経費に含まれます。
ここがポイントで、広告宣伝・販売促進費には「補助対象経費総額の5分の1かつ上限額」などの制限が設けられる類型もあるため、海外PR動画の費用を全額盛り込めるわけではありません。あくまで設備投資とセットの“海外展開計画”の中で、動画を販促手段として計上する設計になります。最新の公募要領はものづくり補助金 総合サイトで必ず確認してください。
💡 筆者のひとこと:海外向け動画は「翻訳すればOK」ではありません。色・テンポ・ナレーションの好みは国ごとに違います。グローバル枠を狙うなら、企画段階から海外マーケに知見のある制作パートナーを巻き込むと、補助金の費用対効果が段違いになります。
見落としがちな「自治体の補助金・助成金」も動画制作に使える
国の3制度+αだけでなく、都道府県・市区町村が独自に実施する補助金・助成金でも、PR動画やプロモーション映像の制作費が対象になるケースがあります。国の制度に比べて補助額は小さめですが、地域・業種が限定されるぶん競争率が低く、地元の中小事業者にとっては狙い目です。
「ホームページ・動画制作支援」「販路開拓支援」「展示会出展支援」「映像制作補助」などの名称で、自治体の産業振興課や商工会議所・商工会が募集していることがあります。国の補助金と同一経費での併用が不可な場合もあるため、まずは「(自治体名)+補助金 動画」「(自治体名)+販路開拓 補助金」で検索し、地域の商工会・商工会議所や、ミラサポplus・各自治体の補助金検索サイトで最新の募集を確認するのが近道です。
💡 筆者のひとこと:自治体の助成金は「国の補助金に落ちた/規模が小さい」ケースの受け皿として優秀です。国の制度と同時並行で地元の窓口にも当たっておくと、動画施策を止めずに進められます。
補助金を使った動画制作は「外注・内製・ハイブリッド」どれが正解か
結論は「単発の高品質動画は外注+持続化/新事業進出/ものづくり、継続量産は内製+デジタル化・AI導入、その併用が最強」です。補助金の制度設計が、外注向け(広報費・販促費)と内製向け(ITツール導入費)で分かれているため、自社の制作頻度で選ぶのが合理的です。
AI/内製
プロ
AI/内製
プロ
AI/内製
プロ
動画編集の費用感や外注・内製の損益分岐については、動画編集の依頼費用相場やアニメーション動画制作の費用と期間も参考になります。プロに任せる範囲と内製化する範囲を見極めることが、補助金を最大限に活かす第一歩です。
💡 筆者のひとこと:「補助金が出るから全部外注」と考えると、内製化支援型の補助金(デジタル化・AI導入)を見逃します。「この動画はプロの手が要る」「これは社内で量産したい」を仕分けてから制度を選ぶと、無駄がありません。
失敗しない動画制作補助金の申請ロードマップ4ステップと外注先チェックリスト
申請を成功させる鍵は「設備・動画を探す前に、まずGビズIDプライムの取得と事業計画の骨子を固める」ことです。多くの人が「どんな動画を作るか」から始めてしまいますが、補助金は“事業計画が主、動画は手段”。以下の4ステップで進めると迷いません。
制度選定+GビズID取得
事業計画書作成
申請・採択・交付決定
発注・制作・実績報告
失敗しない外注先(制作会社)選びのチェックリスト
- 補助金を見越した“事業計画との整合”を考慮した見積もりを出せるか(台本・項目の内訳提示)
- 交付決定後に契約・着手できるスケジュール柔軟性があるか
- 実績報告に必要な請求書・契約書・成果物のエビデンスを揃えてくれるか
- 動画のKPI(視聴完了率・問い合わせ数など)を一緒に設計してくれるか
- キャッシュフローを踏まえた支払い条件に柔軟に応じてくれるか
法人・事業者の規模や目的に合う制作会社の選び方は、動画・映像制作会社のおすすめ20選もあわせてご覧ください。動画を販路開拓につなげる考え方は、動画集客のガイドやサービス紹介動画の事例30選が参考になります。
💡 筆者のひとこと:補助金に慣れた制作会社は“交付決定待ち”の進め方を知っています。マラソンに例えるなら、補助金はスタートの号砲(交付決定)を待たず走り出すと失格。「いつ動いていいか」を一緒に管理してくれるパートナーを選びましょう。
採択率の目安と、審査に通る事業計画書の書き方【動画施策版】
補助金は申請すれば必ず通るものではなく、採否を分けるのは「事業計画書の質」です。採択率は制度・公募回によって大きく変動しますが、目安として小規模事業者持続化補助金は比較的高め(公募回により6割前後になる回もあります)、ものづくり補助金・中小企業新事業進出補助金は計画の専門性が高く、相対的に低くなる傾向です。いずれも確定値ではないため、最新の採択結果は各事務局の公表データでご確認ください。
動画施策で審査に通すための5つの書き方のコツ
- 「動画を作りたい」ではなく「この事業課題を解決するために動画が必要」の順で論理を組む
- 数値目標(KPI)を入れる:再生数ではなく、問い合わせ件数・来店数・受注額など“事業成果”の指標で語る
- 動画費を制度の対象経費に正しく翻訳する(広報費/外注費/ウェブサイト関連費/ITツール導入費/広告宣伝・販売促進費)
- 補助事業期間とスケジュールを明示し、交付決定後に発注する前提で工程を書く
- 見積書・成果物計画など根拠資料を添える:審査員が金額の妥当性を判断できる材料をそろえる
- 有料配信・広告収益そのものを目的とした動画
- 補助事業期間内に公開・実施されなかった動画
- 交付決定前に発注・契約・支払いをした制作費
- 制度目的(販路開拓・生産性向上・海外展開・新事業)と無関係な、汎用的な会社紹介動画
- デジタル化・AI導入補助金における「外注制作費そのもの」(対象は登録ITツールの導入費)
💡 筆者のひとこと:審査員は動画の良し悪しを見ているのではなく、「この事業に補助する価値があるか」を見ています。動画の演出より、事業計画の中で動画が果たす役割と数値根拠を語れるかが勝負です。
【モデルケース】動画×補助金の活用パターン3選|目的別の組み立て方
制度の使い方を具体的にイメージできるよう、現場でご相談の多いパターンをモデルケースとして整理しました。いずれも「事業目的が先、動画は手段」という順番で設計するのが共通点です。なお以下は制度の考え方を理解するための例であり、特定の実在企業の事例ではありません。実際の対象可否は最新の公募要領と個別状況によります。
▸ 動画の役割:商品・店舗の魅力を伝えるPR動画で新規顧客の獲得を狙う
▸ つまずきやすい点:ウェブサイト関連費は申請額の1/4までの上限。販路開拓計画と動画の効果(来店・問い合わせ)を結びつけて書けるかが鍵。
▸ 動画の役割:動画編集ソフト等を導入し、社内で継続的に動画を量産
▸ つまずきやすい点:外注制作費そのものは原則対象外。導入後にどれだけ生産性が上がるかを定量的に示せるかが採択の鍵。
▸ 動画の役割:海外バイヤー向けに製品の強みを伝え、輸出・販路拡大につなげる
▸ つまずきやすい点:主役は機械装置等の設備投資で、広告宣伝・販売促進費には上限割合あり。海外展開計画の中に動画を位置づける必要がある。
動画制作の補助金に関するよくある質問【2026年版FAQ】
Q1. 動画制作費は補助金で全額カバーできますか?
全額カバーは原則できません。補助金は補助率(1/2〜2/3など)が定められており、対象経費のうち一定割合のみが補助されます。さらに動画は「対象経費」として認められる範囲に限られるため、動画にかかる費用すべてが補助対象になるわけではありません。自己負担分とつなぎ資金の計画は必須です。
Q2. 補助金と助成金は何が違いますか?
助成金は要件を満たせば原則受給できるのに対し、補助金は予算・件数に上限があり、審査を経た採択が必要です。動画施策で使う「持続化補助金」「ものづくり補助金」などはすべて補助金で、事業計画の質が採否を分けます。
Q3. 個人事業主・フリーランスでも申請できますか?
制度によります。小規模事業者持続化補助金は個人事業主も対象です。一方、ものづくり補助金や新事業進出補助金は中小企業・小規模事業者向けで、業種ごとの資本金・従業員数の要件を満たす必要があります。まずは自社が各制度の対象要件に該当するかを確認しましょう。
Q4. 交付決定前に動画制作を発注したらどうなりますか?
原則として対象外になります。多くの補助金では「交付決定日以降に契約・発注・支払いした経費」のみが対象です。先に動画を作り始めてしまうのは最も多い失格パターンなので、必ず交付決定を待ってから発注してください。
Q5. 採択されたら、申請額がそのまま振り込まれますか?
いいえ。補助金は後払い(精算払い)です。いったん自社で全額を支払い、実績報告で内容が認められた後に振り込まれます。報告内容によっては減額されることもあるため、対象経費の証憑(契約書・請求書・成果物)を確実に残すことが重要です。
Q6. YouTube広告費やSNS運用費も補助対象になりますか?
制度・枠によっては「広告宣伝・販売促進費」として一部対象になる場合がありますが、上限割合や条件が細かく定められています。広告出稿費は対象外となるケースも多いため、必ず最新の公募要領で対象範囲を確認してください。
Q7. 補助金申請は自分でできますか?専門家は必要ですか?
自力でも申請可能ですが、採否は事業計画書の質で大きく変わります。特に新事業進出補助金やものづくり補助金は計画の専門性が高く、認定支援機関や補助金に強い制作パートナーと組むことで、採択率と動画施策の精度の両方を高められます。
Q8. 申請から入金まで、どれくらい時間がかかりますか?
制度にもよりますが、申請・審査・採択・交付決定・事業実施・実績報告・入金まで、数カ月〜1年程度かかるのが一般的です。動画の公開時期から逆算してスケジュールを組み、つなぎ資金を確保しておくと安心です。
💡 筆者のひとこと:FAQでいちばん多いのは「結局いくら戻るの?」です。答えは“対象経費×補助率”の範囲内。動画単体ではなく、事業全体の中で対象経費を積み上げる発想が、補助額を最大化する近道です。
まとめ|2026年は「目的→制度→動画」の順で設計すれば動画制作費は補助できる
ここまで、動画制作に使える補助金3制度+αを見てきました。ポイントは「動画を作る」ことをゴールにせず、「どの事業目的のために、どの制度で、動画をどう使うか」を設計すること。最後に、自社に合う制度と補助金の「鉄則」を一表で振り返します。
- 交付決定後に発注――先に作り始めた経費は原則対象外
- 補助金は後払い(精算払い)――つなぎ資金の確保は必須
- 「事業目的が先、動画は手段」――この順番で計画書を組む
補助金は「難しそう」と感じられがちですが、正しく設計すれば動画投資のリスクを大きく下げられる強力な転機です。まずは自社の目的を「外注/内製/新事業/海外/地域」のどれに近いかを見極め、該当する制度の最新公募要領を確認するところから始めましょう。制度選びや事業計画との整合に不安があれば、動画の企画設計から伴走できるパートナーに早めに相談するのが、採択と成果の近道です。
📝 この記事の著者・更新履歴
著者:カプセルメディア 編集部(動画制作・動画マーケティング専門チーム)
専門領域:動画マーケティング/生成AI動画制作/企業の動画外注・内製化支援/補助金を活用した動画施策の企画設計
編集方針:各補助金の公募要領・公式発表など一次情報を確認し、制度改編を反映したうえで公開しています。記載内容は定期的に見直し、最新の制度状況に合わせて更新します。
初出日:2026年5月31日
最終更新:2026年5月31日
- 2026年5月31日:初版公開。IT導入補助金→デジタル化・AI導入補助金、事業再構築補助金→中小企業新事業進出補助金への2026年改編を反映。
※本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに作成しています。各補助金の制度内容・公募スケジュール・対象経費は変更される場合があるため、申請前に必ず各事務局の公式サイト(デジタル化・AI導入補助金/中小企業新事業進出補助金/ものづくり補助金/中小企業庁)で最新情報をご確認ください。
🎬 カプセルメディアのご紹介|補助金を活かした動画制作のパートナーへ
「伝えるべき価値」を、補助金を活かした動画制作で、最適な形で。
カプセルメディアでは、単なる動画制作に留まらず、「伝えるべき価値」を深掘りする企画設計から、補助金活用を見据えた事業計画との整合、成果を見据えた運用サポートまで、一貫してご提供しています。補助金の対象経費の考え方や交付決定後のスケジュールを踏まえ、無理のない形で動画施策を実現します。
こんなお悩みをお持ちの企業さまへ
- PR動画を作りたいが、外注費の予算が確保できずに止まっている
- 補助金が使えるか調べたが、どの制度が自社に合うのか判断できない
- 動画を内製化したいが、ソフト選定や体制づくりに不安がある
- 海外向けのPR動画で新たな販路を開拓したい
- 事業計画に沿った、成果につながる動画の企画設計を任せたい
カプセルメディアが選ばれる5つの理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ① 企画設計力 | 「伝えるべき価値」を言語化し、KPIから逆算した動画企画を設計 |
| ② 補助金を見据えた伴走 | 対象経費・交付決定後のスケジュールを踏まえた進行管理に対応 |
| ③ 外注も内製化も対応 | プロ制作と内製ラインの構築、その併用までワンストップで支援 |
| ④ 成果重視の運用 | 公開後の効果測定・改善まで見据えたサポート |
| ⑤ 幅広い実績 | 採用・サービス紹介・海外向けなど多様な目的の動画に対応 |
サービス紹介動画やAI活用動画、補助金を活用した動画制作に少しでもご興味があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。









