コラム

【完全ガイド】VYOND(ビヨンド)動画の作り方5ステップ|自作vs外注の費用と事例も解説

目次

【完全ガイド】VYOND(ビヨンド)動画の作り方5ステップ|自作vs外注の費用と事例も解説

「自社の商品やサービスを、もっとわかりやすく伝えたい」
「YouTube広告や社内研修で、アニメーション動画を活用したい」

そう考えてリサーチを進めると、必ずたどり着くのが「VYOND(ビヨンド)」というツールです。直感的な操作で、プロ並みのアニメーションが作れると話題ですが、同時にこんな不安も抱えていませんか?

  • 「未経験の私たちが作って、本当にクオリティは担保できる?」
  • 「外注はお金がかかるから内製化したいけれど、失敗したくない…」

実は、VYOND動画で成果を出している企業の多くは、「操作スキル」以上に「構成力」を重視しています。ここを誤解したまま内製化を進めると、高額なライセンス料と担当者の工数をかけたのに、誰にも見られない動画が量産されてしまうリスクがあります。

この記事では、動画マーケティング業界で数多くの実績を持つ現役ディレクターが、VYOND動画の基本的な作り方を5つのステップで完全解説します。さらに、プロの演出テクニックや、貴社にとって「内製化」と「外注」どちらが正解かを判断する基準まで踏み込んでお伝えします。

💡この記事でわかること

  • VYOND動画制作の基本フロー(5ステップ)
  • 素人っぽさを消すプロの演出テクニック
  • ビジネスシーンでの具体的な活用事例(鉄板パターン)
  • 内製化(自作)と外注の損益分岐点
  • 失敗しない制作会社の選び方と相場

VYOND(ビヨンド)とは?ビジネス動画制作で選ばれ続ける3つの理由

動画制作ツールは数多くありますが、なぜ今、多くの企業がVYONDを選んでいるのでしょうか。単なる流行ではなく、ビジネス現場で重宝される明確な理由があります。

【比較表】VYOND vs 実写動画 vs パワーポイント動画

項目VYONDアニメーション実写動画パワーポイント動画
表現力◎(抽象表現に強い)◎(リアリティがある)△(動きが単調)
修正のしやすさ◎(即座に修正可)×(再撮影が必要)○(修正容易)
制作コスト○(中〜低)△(高額になりがち)◎(低コスト)
視聴維持率◎(飽きさせない)○(演者による)△(離脱されやすい)

1. 素材数2万点以上!「ゼロから描かない」からこそ制作スピードが速い

VYOND最大の特徴は、最初からプロ品質の素材が揃っており、制作時間を劇的に短縮できる点です。

通常のアニメーション制作では、イラストレーターへの発注や絵コンテ作成に膨大な時間がかかりますが、VYONDはクラウド上に用意された素材を組み合わせるだけで完結します。

実際、キャラクターや背景、小道具など20,000点以上の素材が使い放題。私の制作現場でも、一般的なフルアニメーションなら1ヶ月かかる工程を、VYONDなら最短3日〜1週間で納品できたケースが多々あります。

この圧倒的なスピード感こそが、変化の早いビジネスシーンで選ばれる最大の理由です。

2. BtoB特有の「見えない価値」を直感的に伝える図解力

ITツールやコンサルティングなど、目に見えない無形商材の魅力を伝えるのにVYONDは最適です。

実写では撮影できない「サーバー内部の仕組み」や「将来のビジョン」といった抽象的な概念を、アニメーションなら自由自在に視覚化できるからです。

例えば「クラウドセキュリティの仕組み」を解説する場合、実写では担当者が淡々と喋るだけになりがちですが、VYONDならデータの流れをイラストで図解しながら動かせます。視聴維持率は、ただ話すだけの動画と比較して平均で1.5倍以上高くなる傾向があります。

複雑な商材ほど、VYONDの「伝える力」が売上に直結します。

3. 修正コストが実写の1/10以下?運用後のPDCAが回しやすい

動画マーケティングで成果を出すには「作って終わり」ではなく、改善(PDCA)が不可欠ですが、VYONDはその修正コストが圧倒的に低いです。

実写動画の場合、セリフ変更一つでも「再撮影」が必要となり、演者のスケジュール確保やスタジオ代で数十万円の追加コストがかかることも珍しくありません。

一方VYONDなら、マウス操作一つでセリフや数値を変更し、その場で書き出しが可能。例えば「サービス料金の改定」があった際も、わずか10分程度の作業で最新版にアップデートできます。

長期的に運用し、常に最新情報を届けたい企業にとって、この「運用のしやすさ」は計り知れないメリットとなります。

💡 筆者のひとこと

実写動画だと「天気が悪くて撮影延期…」なんてトラブルも日常茶飯事ですが、VYONDはデスク一つで完結するのが本当に強いです。特に「サービス内容が頻繁に変わるIT企業」「数字の更新が多い営業資料」などでは、この修正の手軽さが後々効いてきますよ。

【完全図解】VYOND(ビヨンド)動画の作り方5ステップ|プロが「操作」より「設計」にこだわる理由

VYONDは「パワーポイントのような操作感」とよく言われますが、ビジネスで成果を出す動画を作るには、操作スキルよりも「設計」が重要です。プロの現場では、PCを開く前の準備に8割の時間をかけています。

ここでは、実際に外注制作の現場で行われている「成果直結型」の制作フローを5ステップで解説します。

【フロー図】プロが実践する制作工程

STEP工程名内容・ポイント
STEP 1企画・構成★最重要 ターゲット設定・シナリオ作成
STEP 2素材選定スタイル(トンマナ)の決定・シーン作成
STEP 3アニメーション設定「引き算」の動きつけ・視線誘導
STEP 4音声・BGMナレーション・SE(効果音)の調整
STEP 5書き出しMP4出力・スマホ実機での検証

STEP1 企画・構成(シナリオ作成)|成果の8割はここで決まる

動画制作において最も重要なのは、アニメーションの動きではなく「誰に・何を・どう行動させるか」というシナリオ設計です。どんなに綺麗な映像でも、メッセージが伝わらなければ視聴者は離脱し、問い合わせ(CV)には繋がらないからです。

私が監修する場合、1分間の動画に対して、ナレーション文字数は「280文字〜300文字」を目安に設計します。素人作成でよくある失敗が、情報を詰め込みすぎて「早口で聞き取れない動画」になってしまうこと。プロはあえて情報を削ぎ落とし、視聴者が考えるための「0.5秒の間(ま)」を意図的に作り出しています。

STEP2 素材選定・トンマナ決定|ブランドへの信頼感を左右する

企業のブランドイメージに合わせて、VYONDの3つのスタイル(Contemporary, Business Friendly, Whiteboard)を適切に使い分ける必要があります。スタイル選びを間違えると、ターゲットに違和感を与え、信頼を損なう可能性があるためです。

例えば、ITシステムの複雑な仕組みを解説する場合は、あえて色味を抑えた「Whiteboard(手書き風)」を選定することがあります。手書きの動きが視線を引きつけ、視聴者の学習効果を高める効果があるためです。単に「好み」で選ぶのではなく、「最も伝わりやすい手法」を戦略的に選ぶのがプロの仕事です。

STEP3 アニメーション設定|「動かしすぎない」勇気を持つ

初心者はすべての素材を動かしたくなりますが、成果を出す動画は「必要な箇所」しか動かしません。画面内の情報量が多すぎると、人間の脳は処理しきれず(認知的負荷)、重要なメッセージを見落としてしまうからです。

私たちプロは、視聴者の視線をコントロールするためにアニメーションを使います。例えば、グラフの数値が上昇するシーンでは、キャラクターの動きを止め、視聴者の目が「数値」だけに集中するように調整します。この「引き算の演出」ができるかどうかが、プロとアマチュアの決定的な差です。

STEP4 音声・BGM挿入|「音」がクオリティの7割を決める

映像以上に重要なのが「音」です。特にナレーションの質は、企業のブランドイメージに直結します。画質が悪くても内容は伝わりますが、音質が悪いと不快感を与え、即座にブラウザを閉じられてしまうからです。

AI音声は進化していますが、感情に訴える採用動画や、信頼性が求められる商品説明では、やはり「プロのナレーター」を起用することを推奨します。実際に、AI音声からプロのナレーターに差し替えただけで、動画の完全視聴率が15%向上した事例もあります。

STEP5 書き出し・検証|スマホでの見え方を必ずチェック

最後にMP4形式(1080p推奨)で書き出しますが、必ず「スマートフォン」の実機でプレビュー確認を行います。BtoBであっても、決裁者や担当者が移動中にスマホで動画を確認するケースが増えているからです。

PC画面では綺麗に見えても、スマホで見ると「文字が小さすぎて読めない」「テロップが指で隠れる」というケースが多発します。外注制作の場合、納品前にこのマルチデバイス検証が徹底されているため、公開後のトラブルを防ぐことができます。

💡 筆者のひとこと

多くの人が「STEP3(動き)」に時間をかけすぎますが、プロは「STEP1(構成)」に全工数の50%を使います。動かすのは楽しいのでつい夢中になりますが、構成がブレているとどんなに綺麗に動いても「結局何が言いたいの?」と言われてしまいます。まずはWordやメモ帳で構成を固めるのが近道です。

VYOND動画の作り方のコツ|「素人感」を脱却し成果を出す3つの演出テクニック

「操作方法はわかったけれど、自作するとどうしても安っぽくなる…」
そう感じる原因は、ツール機能の問題ではなく「演出の密度」にあります。プロが現場で実践している、成果を出すための3つのテクニックをご紹介します。

1. 【カメラワーク】「固定カメラ」はNG!視線誘導で視聴維持率を上げる

視聴者を飽きさせないために、意図的なカメラワーク(ズームイン、パン、スライド)を入れることは必須です。ずっと同じ画角(固定カメラ)の映像は、人間の脳にとって「動く紙芝居」として処理されやすく、開始15秒での離脱率が高まる原因になるからです。

現場のテクニックとして、私は「重要なセリフの瞬間に、キャラクターの表情へズームイン」させる手法を多用します。「ここが重要です」というメッセージと共に画面が寄ることで、視聴者の集中力を強制的にリセットできるからです。実際にこの演出を細かく加えた修正版では、動画の完走率(最後まで見られる確率)が約12%向上したデータもあります。

2. 【タイミング調整】0.1秒のこだわりが「企業の信頼感」を生む

テロップや効果音(SE)の出現タイミングは、0.1秒単位で微調整し、音声と完全に同期させてください。音と映像が少しでもズレていると、視聴者は無意識に「違和感」を感じ、それが企業やサービスへの「不信感(雑な印象)」につながる恐れがあるからです。

例えば、強調したい文字が出る瞬間に「ポンッ」というSEを入れる場合、タイムライン上で波形を拡大し、フレーム単位で合わせます。「なんとなく合っている」と「完全に合っている」の差は歴然です。この心地よいリズム(グルーヴ感)を作れるかどうかが、プロ品質と素人作成の決定的な違いとなります。

3. 【トンマナ統一】テンプレートの色は必ず「自社カラー」に変える

VYONDのテンプレートをそのまま使うのではなく、必ず自社のコーポレートカラー(トンマナ)に統一しましょう。テンプレートの色使いのままでは、他社の動画とデザインが被る可能性があり、ブランドの独自性が失われるからです。

私が制作を代行する際は、まずクライアント企業のWebサイトやロゴからカラーコード(HEX値)を抽出し、動画内の配色をすべて統一します。背景や文字色を自社カラーに変えるだけで、ツールで作った動画が「自社専用のオリジナルコンテンツ」へと生まれ変わり、視聴者に与えるブランド認知効果を高めることができます。

💡 筆者のひとこと

「素人っぽさ」の正体は、実は画質ではなく「間(ま)」の悪さにあることが多いです。プロはナレーターの息継ぎに合わせて、コンマ数秒単位で動きを止める「休符」の演出を入れています。「神は細部に宿る」ではないですが、この目に見えない微調整の積み重ねが、BtoB動画としての品格を作るのです。

VYOND(ビヨンド)の活用事例|ビジネス現場で成果が出る3つの鉄板パターン

「具体的にどんな動画が作れるの?」
VYONDは汎用性が高いツールですが、ビジネスシーンで特に効果を発揮する「勝ちパターン」が3つあります。私が実際に制作に携わり、数字として成果が出た事例を中心にご紹介します。

1. 【サービス紹介】無形商材の「見えない価値」を可視化しCV率アップ

SaaS、ITツール、コンサルティングなど「形のない商品(無形商材)」のプロモーションに最も適しています。実写では撮影できない「クラウド上のデータの動き」や「導入後の業務改善イメージ」を、アニメーションなら直感的に図解できるからです。

あるBtoB向け勤怠管理システムの紹介動画を制作した際、「Before(手書き集計の辛さ)」と「After(クリック一つの快適さ)」を対比させるストーリー構成を採用しました。この動画をLP(ランディングページ)のファーストビューに設置したところ、設置前と比較してコンバージョン率(CVR)が1.8倍に向上しました。「何ができるツールか」が一目で伝わるようになったことが勝因です。

【動画解説】
「スマートゲートウェイ」のサービス紹介動画です。テレワーク導入時の課題(コスト・セキュリティ)に対し、どのように解決できるかをアニメーションで図解。「操作画面の録画」や「接続の仕組み」など、目に見えない技術的なメリットを可視化することで、顧客の納得感を高めています。

2. 【社内研修・マニュアル】「眠くならない」動画で学習定着率を改善

退屈になりがちなコンプライアンス研修や、複雑な業務マニュアルの動画化で、社員の理解度を劇的に高めます。講師が淡々と話すだけの実写動画は「睡眠学習」になりがちですが、VYONDならキャラクター同士の会話劇(ロールプレイング)にすることで、当事者意識を持って視聴させることができるからです。

大手物流企業様で、配送ドライバー向けの「安全管理マニュアル(PDF 50ページ)」を5本の短編アニメーション動画にリメイクしました。その結果、マニュアルに関する社内問い合わせ件数が前年比30%減少。現場からは「スマホで休憩中に見られるので助かる」と好評で、教育コストの大幅な削減に成功しました。

【動画解説】
保険営業担当者向けの社内研修動画です。「公的保険の知識を伝えることで信頼を得る」という営業ノウハウを、具体的なトーク例を交えたアニメーションで解説。テロップやイラストで要点を強調することで、視聴者の記憶に残りやすい教育コンテンツになっています。

3. 【採用ピッチ】「企業のリアル」をキャラに代弁させミスマッチ防止

求職者に対し、企業の魅力だけでなく「リアルな実態」を柔らかく伝えることで、採用ミスマッチを防ぎます。実写で社員が登場するとどうしても表情が硬くなり、「作られた感」が出てしまいますが、キャラクターに代弁させることで、本音や社風を親しみやすく伝えられるからです。

採用サイト用に「入社1年目の失敗談」というテーマで動画を制作。「実は最初はこんなに大変でした」というネガティブな情報も、ポップなアニメで表現することで「風通しの良い会社」という印象付けに成功しました。結果、エントリー数は昨対比120%増となり、面接時の志望動機でも「動画を見て安心した」という声が多数挙がりました。

【動画解説】
エンジニア人材紹介サービスの紹介動画です。「なぜ韓国人エンジニアなのか?」という独自の強み(教育体制・文化理解)を、3つのポイントに整理してアニメーション化。実写では表現しにくい事業の全体像やビジョンを、短時間でわかりやすく伝えています。

💡 筆者のひとこと

特に最近需要が急増しているのが「営業資料の動画化」です。パワーポイントをそのまま動画にするのではなく、VYONDでキャラを動かして「顧客の課題解決ストーリー」に見せるんです。これを商談前に送付しておくだけで、アイスブレイクなしで本題に入れるようになり、商談時間が半分になった事例もありますよ。

VYOND動画の作り方は「自作」vs「外注」どっち?コストと成果の分岐点を徹底比較

「ツールを導入して社内で作るか、プロに任せるか」
これは多くの担当者が直面する最大の悩みです。結論から言えば、「動画の利用目的」と「確保できるリソース」によって正解は異なります。

【比較表】自作(内製化)vs 外注(制作会社)の損益分岐点

比較項目自作(内製化)外注(制作会社)
主なコストライセンス料(約18万円/年)
担当者の人件費(数十時間)
制作費(15万円〜/本)
※単発コストのみ
クオリティ担当者のセンスに依存
(素人感が出やすい)
安定したプロ品質
(ブランド向上)
制作期間習得〜完成まで1ヶ月以上丸投げで最短2週間
リスク担当者の退職で
更新不可になる
権利関係もクリアで安心

1. 【自作(内製)】見えない「人件費」と「機会損失」に注意

「社内向けの簡易マニュアルを大量に作る」なら内製化がおすすめですが、「安く済ませたい」という理由だけで選ぶと、かえって高くつくケースが大半です。VYONDは操作が簡単とはいえ、初心者がビジネスレベルの動画を1本完成させるには、習得期間を含めて最低でも「30時間〜50時間」は必要だからです。

ある企業のマーケティング担当者が「外注費30万円を節約したい」と内製化を決断しました。しかし、他の業務の合間を縫って制作したため、完成までに2ヶ月かかりました。担当者の時給換算コスト(約15万円分)とライセンス料(約18万円)を合計すると、実は外注費以上のコストがかかっていたのです。さらに、クオリティが低かったため広告審査に通らず、作り直しになるという二重苦も発生しました。

2. 【外注】買うのは動画ではなく「成果」と「時間」

「集客・採用・ブランディング」など、対外的に公開し成果を求める動画であれば、迷わず外注すべきです。プロに依頼することで、「視聴者が行動したくなる構成(セールスライティング)」が実装され、投資対効果(ROI)が最大化するからです。

自社制作の動画でYouTube広告を運用していたB社様が、プロ制作の動画に切り替えた事例です。見た目の綺麗さだけでなく、「冒頭3秒のフック」や「CTA(行動喚起)」を最適化した結果、クリック率(CTR)が0.8%から1.5%へ倍増。獲得単価(CPA)を40%削減することに成功しました。初期費用はかかりましたが、広告パフォーマンスの改善により、わずか1ヶ月でコストを回収できています。

【判断基準】あなたの会社はどっちを選ぶべき?

  • 内製化を選ぶべき企業
    ・質よりも「量」と「スピード」重視(社内報、手順書など)
    ・動画専任の担当者を配置できる
    ・年間で10本以上作る予定がある
  • 外注を選ぶべき企業
    ・「売上」「採用」などの明確な成果が欲しい
    ・社員のリソースをコア業務(営業・企画)に集中させたい
    ・単発、または数ヶ月に1本ペースで高品質な動画が欲しい

💡 筆者のひとこと

私が見てきた失敗例で一番多いのが、「張り切って年間ライセンス(約18万円)を契約したものの、担当者が忙しすぎて半年間一度もログインしていない」というケースです。これ、本当によくあります。「誰が作るのか?その時間は確保できるのか?」をリアルにシミュレーションしてから決断してくださいね。

VYOND制作を外注する場合の費用相場と失敗しない会社の選び方

外注を検討する際、最も気になるのが「費用」だと思いますが、提示金額の安さだけで選ぶのは非常に危険です。後々トラブルに巻き込まれないための、プロの選定基準と相場感を解説します。

1. 制作費用の相場|「個人」と「制作会社」の決定的な違い

依頼先は大きく「クラウドソーシング(個人)」と「制作会社(法人)」に分かれ、費用とリスクがトレードオフの関係にあります。個人の場合は「VYONDの操作ができるだけ(副業レベル)」のケースも多く、ビジネス視点での提案や、万が一のトラブル対応が期待できないためです。

依頼先費用相場(1本)特徴・リスク
個人(フリーランス)3万円〜10万円安価だが品質にバラつき大。
音信不通や納期遅延のリスクあり。
制作会社(プロ)15万円〜40万円品質・納期が安定。
企画提案から権利処理まで一任可能。

「1本5万円」で個人に依頼した企業様から相談を受けた際、納品された動画を確認すると、著作権フリーではないBGMが無断使用されており、公開停止を余儀なくされたケースがありました。制作会社の場合、費用はかかりますが、商用利用可能な素材の選定や契約周りが徹底されているため、企業としてのコンプライアンスを守ることができます。

2. 失敗しない選び方①|「認定クリエイター」在籍は絶対条件

発注先に、VYOND開発元から認められた正規の「認定クリエイター」が在籍しているかを必ず確認してください。VYONDで作成した動画を第三者(クライアント)に納品する場合、特別な「映像権利の譲渡手続き(手数料の支払い)」が必要になるからです。

正規の手続きを知らない非認定の業者に依頼してしまうと、「動画の所有権が曖昧なまま公開してしまい、後日VYONDアカウント停止や動画削除のペナルティを受ける」という最悪の事態になりかねません。見積もりの段階で「譲渡手数料(通常15,000円程度/$99)は含まれていますか?」と質問し、明確に回答できる業者を選びましょう。

3. 失敗しない選び方②|「作業代行」ではなく「企画提案」できるか

「指示通りに作ります」というオペレーター的な業者ではなく、「御社の課題ならこの構成が最適です」と提案できるパートナーを選んでください。動画制作の専門家ではない発注者(あなた)が指示を出す形では、あなたの知識の範囲内でしか動画が作れず、成果が限定的になってしまうからです。

良い制作会社は、初回のヒアリングで「どんな動画にしますか?」とは聞きません。「誰に見せて、どう行動させたいですか?」「競合他社との差別化ポイントはどこですか?」と、マーケティング戦略について質問してきます。VYONDの作り方を知っているだけでなく、ビジネスを理解しているディレクターがいる会社こそが、投資対効果の高い動画を生み出せるのです。

💡 筆者のひとこと

「安物買いの銭失い」になりやすいのが動画制作の世界です。特に格安業者の中には、テンプレートを使い回して社名だけ変えるような「粗製乱造」のケースも散見されます。動画は企業の顔です。目先の数万円を削るよりも、「安心して長く使える資産」を作ることに予算を投じる方が、長期的には確実にプラスになりますよ。

VYOND(ビヨンド)の作り方に関するよくある質問

記事本文では触れられなかった細かい疑問について、Q&A形式でまとめました。

Q1. VYONDで自社のロゴや、撮影した画像・動画を取り込むことはできますか?
A. はい、可能です。
PC内の画像(JPG/PNG)や動画(MP4)、音声(MP3/WAV)をインポートして、アニメーションの一部として組み込むことができます。会社のロゴや製品写真を使うことで、オリジナリティが一気に高まります。

Q2. 外注して作ってもらった動画を、後から自社で修正することはできますか?
A. 契約形態によります。
一般的に「完パケ納品(MP4データのみ)」の場合は修正できません。「プロジェクトファイル(編集データ)の譲渡」を含む契約であれば、自社でVYONDアカウントを持っていれば修正可能です。ただし、プロジェクト譲渡は別途費用がかかるケースが多いので、事前に確認しましょう。

Q3. VYONDを解約(ライセンス切れ)したら、作った動画はどうなりますか?
A. 作成済みの動画データは残りますが、再編集ができなくなります。
ダウンロード済みのMP4ファイルはそのまま使用し続けられますが、VYOND上のプロジェクトを開いて修正することはできなくなります。将来的に修正の可能性がある場合は、契約更新が必要です。

Q4. YouTubeにアップして収益化しても大丈夫ですか?
A. はい、問題ありません。
VYONDの正規ライセンス(Essentialプラン以上、通常はProfessionalプラン推奨)を持っていれば、商用利用権が含まれているため、YouTubeでの広告収益化や、自社サービスの宣伝に利用可能です。

Q5. 制作期間をもっと短くすることはできますか?
A. 特急対応が可能な制作会社もあります。
通常は2週間〜1ヶ月程度ですが、素材や構成案が既にある場合や、特急料金(オプション)を支払うことで、最短3日〜1週間程度で納品できるケースもあります。まずは相談してみるのが一番です。

Q6. 日本語フォントはどのくらい種類がありますか?
A. ビジネスで使えるフォントが多数搭載されています。
ゴシック体、明朝体はもちろん、手書き風フォントなど、日本語フォントも充実しています。また、Google Fontsなどをインポートして使うこともできるため、デザインの自由度は非常に高いです。


参考文献・出典

  • VYOND Official Website (Pricing & Plans)
  • GoAnimate, Inc. Terms of Service (Commercial Rights & Transfer Fees)

まとめ:成果を出す動画への最短ルートは「自社の状況に合った選択」

最後までお読みいただきありがとうございます。
本記事では、VYOND動画の具体的な作り方から、プロが実践する演出テクニック、そして内製化と外注のリアルな決断ポイントまでを解説しました。

改めて、成果を出すための重要なポイントを振り返りましょう。

  1. 作り方の核心: 動画の良し悪しは、ソフトの操作ではなく「STEP1 企画・構成」で決まる。
  2. クオリティの差: 「間(ま)」や「視線誘導」などの細部にこそ、ブランドの信頼性が宿る。
  3. 賢い選択: リソース不足での無理な内製化は、かえってコスト高と機会損失を招く。

もし今、あなたが「作り方は理解したが、実践する時間が惜しい」「絶対に失敗できない重要なプロジェクトだ」と感じているなら、迷わずプロの手を借りることを強くおすすめします。

時間は有限です。ツールの習得に数ヶ月を費やすより、本来の業務である「マーケティング戦略」や「営業活動」に集中する方が、企業としての利益は確実に最大化されます。

そのための最適なパートナーとして、ぜひ私たちをご検討ください。

カプセルメディアのご紹介

カプセルメディアでは、単なる動画制作(オペレーション)に留まらず、「誰に・何を・どう伝えるか」という企画設計から深く入り込み、成果を見据えた運用まで一貫してサポートします。

  • サービスの強みが、複雑で伝わりにくい
  • サイトへの問い合わせや資料請求をもっと増やしたい
  • 営業資料を動画化して、商談効率を劇的に上げたい

そんな課題をお持ちの企業さまに、ただの「動く絵」ではなく、ビジネスの課題を解決するツールとしての動画をご提案します。
限られた予算内でも成果が出るクリエイティブをご支援し、「選ばれる理由」が直感的に伝わる動画を一緒につくり上げます。

「まずは話だけでも聞いてみたい」という段階でも構いません。
現状の課題や作りたい動画のイメージを、ぜひお気軽にお聞かせください。

この記事の監修者
内藤昌和(カプセルメディア代表)
内藤昌和(カプセルメディア代表)
カプセルメディア代表。年間100本以上のアニメーション動画制作・コンテンツ制作を行なっているアニメーション動画制作の専門家。主に企業向けのアニメーション動画広告やSNS動画も得意としており、上場企業から中小・スタートアップ企業まで、幅広い業界の動画提供している。