「SNSで動画広告を出してみたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「他社はどんな動画で成功しているの?失敗して予算を無駄にしたくない」
Webマーケティングを担当していると、こんな悩みに行き当たりませんか?
みんなスマホで動画を見ている時代。企業も動画広告をやるべきだとは分かっていても、いざ踏み出すとなると「どんな動画を作ればいいの?」「いくらかかるの?」と不安になりますよね。
安心してください。実は、成果を出している動画広告には、業種を問わず「絶対に外さない勝ちパターン」があります。

この記事は、SNS動画広告の基礎から、真似したい成功事例10選、そして失敗しない外注先の選び方までを網羅した「動画広告の教科書」です。
専門用語はできるだけ使わず、わかりやすく解説しました。この記事を読み終える頃には、自社がやるべき動画のイメージが明確になっているはずです。
💡この記事でわかること
- SNS動画広告が静止画よりも成果が出やすい理由
- Instagram・TikTok・YouTubeなど媒体別の成功事例10選
- 成果を出す動画に共通する「3つの鉄則」
- 動画制作を外注するメリットと内製との比較
- 失敗しない制作会社の選び方と費用相場
SNS動画広告の効果とは?静止画広告との違いとメリット
「なぜ今、静止画(バナー)ではなく動画広告をやるべきなのか?」
その結論からお伝えすると、動画の方が圧倒的に「情報が伝わり」かつ「ユーザーの行動(購入や問い合わせ)につながりやすいから」です。
なぜそう言い切れるのか? 論理的な理由と具体的なメリットを深掘りしてみましょう。
文字を読むのは「疲れる」が、動画を見るのは「楽」だから
最大の理由は、受け取る側の「脳の負荷」の違いにあります。
- 静止画やテキスト:ユーザーが「読もう」と能動的に意識しないと情報が入ってこない。
- 動画:流れてくる映像と音を「眺めているだけ」で、受動的に情報が頭に入ってくる。
現代人は1日に膨大な量の情報にさらされており、文字を読むことに疲れています。そんな中、「頑張らなくても内容が分かる」動画は、スルーされずに見てもらえる確率が格段に高いのです。
1分の動画=Webページ3,600ページ分の情報量
具体的なデータを見てみましょう。
アメリカの調査会社Forrester Research(ジェームズ・マキヴェイ博士)の研究によれば、「1分間の動画が伝える情報量は、文字に換算すると180万語(Webページ約3,600ページ分)に相当する」とされています。
例えば、料理の「シズル感(美味しそうな感じ)」を伝える場合を想像してください。
- 静止画の場合:「肉汁があふれるハンバーグ」というコピーと写真で伝える。
- 動画の場合:ナイフを入れた瞬間にジュワッと肉汁が出る映像と、「ジューッ」という焼ける音を見せる。
どちらが「食べたい!」という感情を動かせるかは明白です。
実際に、静止画と動画の広告効果を比較すると、以下のような差が生まれることが一般的です。
| 比較項目 | 静止画広告(バナー) | 動画広告 |
|---|---|---|
| 情報量 | 限定的(視覚のみ) | 圧倒的(視覚+聴覚+時間軸) |
| 表現力 | 一瞬のインパクト勝負 | 商品の使用感やストーリーを疑似体験させられる |
| クリック率 (CTR) | 平均的 | 静止画の約1.5倍~2倍高くなる傾向 |
| 記憶への残りやすさ | 忘れられやすい | ストーリーとして記憶に残る |
動画をやらないこと自体が「機会損失」になる
つまり、動画広告は単なるトレンドではなく、「最も効率的に顧客に魅力を伝える手段」なのです。
「動画は制作費が高いから…」と躊躇している間に、動画を活用した競合他社は、あなたの会社の顧客になり得た層をどんどん獲得していってしまいます。
まずは「静止画よりも動画の方が、ビジネスチャンスが大きい」という事実を押さえておいてください。
💡 筆者のひとこと
私自身、ECサイトで買い物をするとき、写真だけの説明だと「本当に大丈夫かな?」と不安になりますが、実際に使っている動画があると「あ、こんな感じなんだ!」と安心してポチってしまいます。動画は「不安を解消するツール」としても超優秀なんですよ。
【媒体別】SNS動画広告の成功事例10選
ここからは実践編です。実際にどんな動画が成果を出しているのか、SNSの種類別に見ていきましょう。
各媒体には、住んでいるユーザー(住人)の性質が全く異なります。「郷に入っては郷に従え」の通り、媒体の空気に合わせた動画を作ることが成功の絶対条件です。
| SNSの名前 | どんな人が多い? | 相性の良い動画の勝ちパターン |
|---|---|---|
| 20~40代(女性多め) | 「憧れ」と「親近感」 おしゃれな世界観や、リアルな口コミ風 | |
| TikTok | 10~20代中心(全世代へ拡大中) | 「リアル」と「エンタメ」 素人っぽい、面白い、作り込まない動画 |
| YouTube | 全世代 | 「納得感」と「ストーリー」 漫画動画や解説系でしっかりメリットを伝える |
| X / Facebook | 30~50代(ビジネス層) | 「信頼」と「ニュース」 インタビューや新機能発表などの速報性 |
Instagram(インスタグラム)の成功事例
Instagramで重要なのは、「広告感を消す」ことです。ユーザーはおしゃれな投稿や友人の近況を見に来ているため、異質な広告はすぐにスワイプされます。
1. 【コスメ】一般人の投稿風(UGC風)動画・世界観リール
プロが作ったCMのような動画ではなく、「一般ユーザーがスマホで撮影したような動画」や「ブランドの世界観に浸れる動画」が最も効果的です。
Instagramのストーリーズやリールでは、友人の投稿の合間に広告が流れます。そのため、プロっぽすぎる映像は「これは広告だ」と瞬時に判断され、警戒されます。逆に、スマホ画質の動画や、見ていて心地よい映像は「投稿の一部かな?」と無意識に手を止めさせ、内容を見てもらいやすくなるのです。
例えば、人気コスメブランド「SHIRO(シロ)」のInstagramリールは、新製品のテクスチャ(質感)や香りのイメージを、ASMRのような心地よい音と映像で表現しています。言葉で説明する以上に、「使ってみたい」という感覚的な欲求を刺激する素晴らしい事例です。
「綺麗に撮らなきゃ」という固定観念を捨て、あえてスマホで撮影した「リアルな素材」や、感覚に訴える「心地よい映像」を活用しましょう。
2. 【アプリ】リールで「機能」ではなく「楽しさ」を紹介
アプリの細かい機能を説明するのではなく、「キャラクターや動きの面白さ」で視覚的に惹きつけます。
Instagramのリールは「暇つぶし」や「エンタメ」として見られています。勉強のような説明動画は好まれません。見ているだけで楽しくなるような動きや音楽を使うことで、ブランドへの親近感を高める戦略が有効です。
語学アプリのDuolingo(デュオリンゴ)は、マスコットキャラクターの着ぐるみが面白い動きをする動画を投稿し、世界中でバズりました。「英語が学べる」という機能の前に「このキャラ面白い!」という感情を喚起し、結果としてアプリのインストールにつなげています。
説明しようとせず、まずは「見続けられる面白さ」があるかを確認しましょう。
3. 【BtoBサービス】画像が動くスライドショー
無理に動画を撮らなくても、「既存の静止画や画面キャプチャを動かすだけ」で十分な成果が出ます。
BtoB(企業向け)サービスの場合、ユーザーが知りたいのは「どんな課題が解決できるか」という具体的なメリットです。派手な演出よりも、管理画面のスクリーンショットや、「残業時間を〇〇時間削減」といった文字情報をテンポよく見せる方が、情報が正しく伝わるからです。
人事システムC社は、サービス画面の画像と、導入企業のロゴをスライドショー形式で流すだけのシンプルな動画広告を作成しました。撮影コストはゼロですが、ターゲット層にはサービス内容が明確に伝わり、資料請求数が大幅にアップしました。
素材がないからと諦めず、手持ちの画像やパンフレット素材を動画化することから始めましょう。
TikTok(ティックトック)の成功事例
TikTokユーザーは「嘘」や「作り込み」に敏感です。徹底して「リアル(素人感)」を演出することが重要です。
4. 【食品】インフルエンサーの「食べてみた」動画
企業が自画自賛するのではなく、「第三者(クリエイター)が本音でレビューしている雰囲気」を作ります。
TikTokでは、おすすめフィードに流れてくる動画を次々と消費します。その中で、インフルエンサーが素のリアクションで「これめっちゃ美味しい!」と言っている動画は、広告ではなく「有益な口コミ情報」として受け入れられやすいからです。
ニトリ公式の動画のように、実際に商品を触って、動かして、「ここが便利!」と紹介するスタイルは鉄板です。カタログスペックではなく「使ってみた実感」を可視化することで、ユーザーの「自分も使ってみたい」という欲求を刺激します。
商品の「機能」ではなく、それを使った時の「驚き」や「感情」を映し出しましょう。
5. 【採用】社員のリアルな日常動画
かっこいいPVではなく、「飾らない職場の日常」や「社員の素顔」を見せることが、応募増加の鍵です。
求職者(特にZ世代)が最も恐れているのは「入社後のギャップ」や「ブラック企業かどうか」です。綺麗な言葉で飾られたメッセージよりも、社員同士が笑い合っている休憩時間の映像の方が、「この会社なら人間関係が良さそうだ」という安心感(信頼)につながります。
以下のセセラギケアの動画のように、スタッフが自然に笑い合っている様子や、職場のありのままの空気を映すだけで、「この会社、人間関係が良さそうだな」という安心感(信頼)につながります。
企業の「裏側」や「ありのまま」を見せる勇気が、採用ブランディングを成功させます。
6. 【漫画アプリ】ドラマ仕立ての寸劇
「続きが気になる!」という心理的効果(ツァイガルニク効果)を利用し、アプリへの遷移を促します。
人は「途中で中断されたもの」を強烈に気にする性質があります。ドラマ仕立てのコント動画でピークを作り、オチの直前で「続きはアプリで」と切ることで、ユーザーは「結末を知りたい」という強い動機を持ってアプリをインストールします。
漫画アプリF社は、人気漫画の冒頭部分をショート動画化し、いいところで終わらせるクリエイティブを大量に投下。結果として、高い継続率を持つユーザーの獲得に成功しました。
動画単体で満足させず、次のアクション(クリック)を起こさせるための「不完全さ」を意図的に作りましょう。
YouTube(ユーチューブ)の成功事例
YouTubeは比較的じっくり動画を見るユーザーが多いため、ストーリーやメリットをしっかり伝える構成が適しています。
7. 【健康食品】お悩み解決マンガ動画
コンプレックス商材は、実写ではなく「漫画動画」でストーリー化するのが鉄則です。
ダイエットや薄毛などの悩みは、実写で見せると生々しくなりすぎて不快感を与えるリスクがあります。漫画にすることで表現がマイルドになり、主人公に感情移入しやすくなるため、「自分もこうなりたい」という共感を生み出しやすくなります。
健康食品メーカーG社は、「太っていて自信がなかった主人公が、商品を使ってモテるようになる」というサクセスストーリーを漫画動画で展開。長尺の広告にもかかわらず、最後まで見られる視聴完了率が高く、多くの新規購入を獲得しました。
「商品の機能」ではなく、「商品を使った後の理想の未来」を物語として見せましょう。
8. 【飲料】6秒で終わるバンパー広告
Point(結論):
スキップできない6秒間で、「商品名」と「シズル感(美味しそうな感覚)」だけを刷り込みます。
ターゲットである30代〜50代のビジネス層に対し、理屈っぽい説明は不要です。仕事終わりの疲れた脳に、「氷のカランという音」や「炭酸のシュワッという音(ASMR)」を届けることで、条件反射的に「今夜はこれが飲みたい!」という欲求とブランド想起を強力に引き起こします。
サントリーの「ハイボール」や「プレミアムモルツ」のバンパー広告は、タレントが美味しそうに飲む一瞬の表情や、注がれる液体の映像だけで構成されています。言葉で説得するのではなく、五感に訴えることで「自分へのご褒美」として認識させる手法は、多くの食品・飲料メーカーの手本となっています。
「伝えたいこと」を1つ(例:爽快感)に絞る勇気が、記憶に残る広告を作ります。
💡 筆者のひとこと
YouTubeの漫画広告、ついつい見ちゃいますよね. あれは「コンプレックス(悩み)」を刺激するのが上手だからです。どのSNSでも、まずは「誰の」「どんな悩み」を解決するのかを考えることが、動画作りの第一歩です。
成功事例に学ぶ!SNS動画広告で成果を出す3つのポイント
10個の事例を紹介しましたが、これら全てに共通する「勝てるルール」が3つあります。これさえ守れば、大失敗は防げます。
鉄則1. 「最初の3秒」で勝負を決める
動画広告の成否は、「開始3秒でユーザーをフックできるか」で9割決まります。
SNSユーザーは「受動的」にタイムラインを眺めており、少しでも「つまらない」「自分に関係ない」と感じた瞬間に次の投稿へスワイプします。特に冒頭での離脱率が最も高いため、起承転結の「起」で心を掴まなければ、その後の「転」や「結(商品の魅力)」は永遠に見てもらえません。
企業ロゴを最初に数秒間表示するのはNGです。それよりも、「最近、眠れないあなたへ」という問いかけや、泥だらけの服が一瞬で白くなる衝撃映像など、視覚や感情に訴えるインパクトを冒頭に配置します。
制作リソースの8割を「冒頭3秒」の改善に注ぎ込むくらいの意識が、成果への最短ルートです。
鉄則2. 「郷に入っては郷に従え」
各SNS媒体独自の「文化(トーン&マナー)」に完全に同化させたクリエイティブを作ります。
ユーザーは「広告を見たい」のではなく、「そのプラットフォームらしいコンテンツ」を楽しみに来ています。TikTokにテレビCMのような綺麗な横型動画が流れてくると、「異物」として認知され、無意識の拒絶反応(バナーブラインドネス)を引き起こしてしまいます。
TikTokならトレンド音源を使った縦型動画、Facebookならビジネスライクなインタビュー動画など、媒体ごとに「あたかも一般投稿であるかのような顔」をして配信します。テレビCM素材の使い回しは、ほとんどの場合で成果が出ません。
「広告を作る」のではなく、「そのSNSの人気投稿を模倣する」感覚が正解です。
鉄則3. スマホで見やすい「縦型」&「無音」対応
「スマホで、音を出さずに見られること」を前提とした動画設計が必須条件です。
SNS利用のほとんどはスマートフォン経由です。横型動画はスマホ画面の小さく表示されてしまい、縦型動画に比べて専有面積が約3分の1になってしまいます。また、電車移動中など音を出せない環境で視聴するユーザーも多いため、音声依存の動画は情報を届けられません。
アスペクト比はスマホ画面をフルに使う「9:16(縦型)」で制作します。さらに、ナレーションの内容はすべて「字幕(テロップ)」として表示し、映像と文字だけで内容が100%伝わるように編集します。
「PCの大画面で、音を出してチェックする」のではなく、必ず「スマホで無音再生」して確認を行ってください。
💡 筆者のひとこと
電車に乗っている時を思い出してください。みんな無言でスマホを見ていますよね?「音が出ないと伝わらない動画」は、その時点で多くのチャンスを逃していることになります。字幕は本当に大事です!
SNS動画広告は外注すべき?内製との費用・メリット比較
「動画広告の効果はわかったけど、どうやって作ればいいの?」
「予算も限られているし、まずは自分たちで作ってみようかな…」
そう考える担当者の方は多いですが、結論から申し上げますと、「確実に成果を出したい初期フェーズ」こそ、プロへの外注を強く推奨します。
「安易な内製化」は、実は一番のコスト高になる
一見、内製の方が安上がりに見えますが、実は「見えないコスト」が膨大にかかります。
初心者が手探りで制作する場合、以下のリスクが発生します。
- 機会損失:効果の出ない動画を配信し続け、本来獲得できたはずの顧客を逃す。
- 人件費の増大:慣れない編集作業に数十時間を費やし、本業(マーケティング戦略など)が疎かになる。
プロは「売れるロジック」を持っているから
プロの制作会社は、ただ綺麗な動画を作るわけではありません。「どの秒数で離脱が多いか」「どんなコピーがクリックされるか」という、膨大な過去データに基づいた「勝てるロジック」を持っています。
内製でこのノウハウを蓄積するには、数ヶ月〜数年の試行錯誤と、多額の広告費の「捨て金」が必要です。外注費とは、この「成功までの時間を買う投資」なのです。
内製と外注の比較シミュレーション
具体的に比較してみましょう。
| 比較項目 | 自分たちで作る(内製) | プロに頼む(外注) |
|---|---|---|
| 目に見えるコスト | 0円(ツール代のみ) | 数万~数百万 |
| 見えないコスト | 大(担当者の残業・学習コスト) | 小(指示出し・確認のみ) |
| クオリティ | 個人のセンスに依存 | 安定して高い(プロ品質) |
| 成果の確度 | ギャンブルに近い | ノウハウにより勝率が高い |
| リスク | 炎上や著作権侵害のリスクあり | 法務チェック等の体制がある |
例えば、担当者が50時間かけて作った動画(人件費約15万円相当)の成果がゼロだった場合、その15万円と時間は丸ごと無駄になります。
一方、30万円で外注し、初月から問い合わせが倍増すれば、その費用はすぐに回収でき、その後も利益を生み続ける資産になります。
最初は外注で「型」を作り、徐々に内製化するのが正解
おすすめのステップは以下の通りです。
- 初期フェーズ:プロに依頼し、「成果が出る動画の型(勝ちパターン)」を作ってもらう。
- 運用フェーズ:プロの動画を参考にしつつ、簡単な修正や別パターン作成などは社内で行う(ハイブリッド運用)。
まずは「プロの正解」を知ることから始めるのが、結果として最短・最安で成果を出すルートです。
💡 筆者のひとこと
「スマホで簡単に作れるでしょ?」と思って自分でやってみると、編集だけで丸3日潰れた…なんてことがよくあります(経験談)。「時は金なり」です。担当者の時間を守るためにも、外注は賢い選択肢ですよ。
SNS動画広告の費用相場と失敗しない制作会社の選び方
最後に、一番気になる「お金」の話と、良いパートナーの選び方をお伝えします。
費用は「動画の種類」と「目的」で大きく異なる
動画制作の費用は「ピンキリ」ですが、適正価格を知るための基準は明確です。
「何(素材)を」「どう見せる(演出)か」によって、松竹梅の3つの価格帯に分かれます。自社の目的がどこにあるかをまずは明確にしましょう。
人件費と工数が価格を決めるから
動画制作費の大部分は「人件費」です。既存の写真を動かすだけなら編集者の工数は少ないですが、モデルを起用してスタジオで撮影するとなると、カメラマン、照明、ディレクターなど多くのプロが動くため、必然的にコストは上がります。
制作費用の相場表(松・竹・梅)
| コース | 費用の目安 | どんな動画? | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| 梅(ライト) | 5万円~30万円 | スライドショー動画 静止画を動かす、既存素材の編集のみ。 | 低予算で多くのパターンを試したい時(PDCA用)。 |
| 竹(スタンダード) | 30万円~80万円 | 実写撮影・編集 モデルや商品を撮影し、テロップやBGMを入れる一般的な広告動画。 | 商品の魅力や使用感をしっかり伝えたい時(ブランディング・獲得両用)。 |
| 松(プレミアム) | 50万円~100万円以上 | アニメ・3DCG オリジナルアニメや3DCGを使ったリッチな表現。 | 無形商材のサービス解説や、大型プロモーション。 |
初めての場合は、「梅(ライト)」〜「竹(スタンダード)」の価格帯でスモールスタートし、効果を見ながら予算を増やしていくのが賢い戦略です。
失敗しない会社選びは「運用視点」があるかどうか
制作会社を選ぶ際、最も重要なのは「動画を作った後の『運用』を知っているか」です。
ただ「綺麗な動画」を作る会社は山ほどありますが、「広告として成果が出る動画」を作れる会社は限られます。打ち合わせでは必ず以下の質問を投げかけてください。
- 「過去に広告運用で成果を出した実績はありますか?」
→ 作るだけでなく、「どう配信して、どう改善したか」の事例を持っている会社を選びましょう。 - 「同業種(または似たターゲット)の知見はありますか?」
→ BtoBとBtoCでは攻め方が全く異なります。自社の業界ルールを理解している会社なら安心です。
💡 筆者のひとこと
見積もりの安さだけで選ぶと、「修正のたびに追加料金を取られた…」といったトラブルもよくあります。契約前に「修正は何回まで無料ですか?」と確認し、パートナーとして信頼できる担当者かどうかを見極めてくださいね!
SNS動画広告に関するよくある質問
最後に、これから動画広告を始める方が疑問に思いやすいポイントをQ&Aでまとめました。
Q1. 予算は最低いくらから始められますか?
A. 広告配信自体は、1日数百円からでも可能です。
ただし、成果を確認するためには月額10万円〜30万円程度の予算でスタートすることをおすすめします。制作費は別途必要になります。
Q2. 動画の長さは何秒くらいがベストですか?
A. 基本は「15秒〜60秒」が目安です。
InstagramのリールやTikTokなら15秒〜30秒、YouTubeでしっかり説明するなら60秒以上など、媒体によって変えるのが正解です。長すぎると途中で離脱されてしまいます。
Q3. 1本作った動画を、インスタやYouTubeで使い回してもいいですか?
A. そのまま使い回すのはNGです。
YouTubeは横長、TikTokは縦長など、画面サイズが違います。また、YouTube用動画をTikTokに流すと「広告くさい」と嫌われることも。素材は同じでも、編集で各SNSに合わせて調整しましょう。
Q4. 社員のスマホで撮った動画でも大丈夫ですか?
A. はい、むしろ効果的な場合もあります!
特にTikTokやInstagramストーリーズでは、プロっぽい綺麗な映像よりも、スマホで撮ったような「リアルな映像」の方が親近感が湧き、反応が良い傾向にあります。
Q5. 動画を出しても効果が出なかったらどうすればいいですか?
A. 「最初の3秒」を変えてみてください。
動画広告で失敗する原因の多くは、中身を見てもらえていない(冒頭でスキップされている)ことです。動画全体を作り直すのではなく、冒頭のキャッチコピーやシーンだけを変えた別バージョンを試すのが改善のコツです。
まとめ:SNS動画広告の成功事例を参考に運用を始めよう
ここまで読んでくださったあなたは、もう「動画広告は難しそう…」という不安が消え、「こんな動画なら自社でも作れそうだ」という具体的なイメージが湧いているのではないでしょうか。
今回ご紹介した10の事例から学べる成功のポイントは、非常にシンプルです。

- 「郷に入っては郷に従え」:Instagramならおしゃれに、TikTokならリアルに。媒体の文化に合わせる。
- 「最初の3秒」が命:ユーザーの手を止めるために、冒頭で「自分に関係がある」と思わせる。
- 「スマホファースト」の徹底:縦型サイズで作る、無音でも伝わる字幕を入れる。
これらは決して「センス」が必要なことではなく、知っていれば誰でも実践できる「ルール」です。
とはいえ、いざ予算をかけて制作するとなると、「本当にうちの商品でも売れるのかな?」「失敗したらどうしよう」と足がすくんでしまうのも無理はありません。
しかし、迷っている間にも、競合他社は動画広告で新しい顧客を獲得し続けています。
最初から100点満点の動画を自社だけで作る必要はありません。
まずはプロの知見を借りて、「失敗しない型」で小さくスタートを切ってみませんか? 相談することは、成功への一番の近道です。
カプセルメディアのご紹介
カプセルメディアでは、単なる動画制作に留まらず、「誰に」「何を」伝えるべきかを深掘りする企画設計から、実際の広告配信を見据えた運用サポートまでを一貫してご提供しています。
「SNSで自社の強みがうまく伝わらない」
「広告費をかけても問い合わせが増えない」
「営業活動をもっと効率化したい」
そんな課題をお持ちの企業さまに、貴社に最適なSNS動画活用をご提案します。
この記事でご紹介したような「限られた予算でも成果が出るクリエイティブ」をご支援し、競合他社ではなく貴社が「選ばれる理由」が伝わる動画を一緒につくっていきます。
まずは「こんな動画は作れる?」といったご相談だけでも構いません。
サービス紹介動画に少しでもご興味があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。









